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~伊豆一碧湖~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 伊豆一碧湖
伊豆の一碧湖

 

 

国内でまた巡ってみたいエリアがあります。

 

国内旅行が好きな私(飛行機が大嫌いなのとお腹をくだしやすく英語ができないので、海外に目が向かない)。箱根京都鎌倉日光とお気に入りの場所に複数回行ってしまいます。新しい場所よりも一度行って気に入ったところを深く探求したい性質です。そんな私がもっと行ってみたいと漠然と考えるのが伊豆エリア。何度かは行ったことがあるのですが、何となく行った感じで理解を深めていません。幼少期の家族旅行、高校の卒業旅行、夫婦での旅行。結婚前に行った旅行から伊豆という場所を認識し始めた感じです。

 

その結婚前に妻と一緒に行って、印象に残っているのが大室山。ここで撮影した写真は結婚披露宴のエンドロールに使用するくらい気に入っているのです。ただ本当は大室山を目指して伊豆に向かったのではなく、一碧湖(いっぺきこ)の方が目的でした。

 

Wikipedia>一碧湖

 

一碧湖は大室山に近くにある湖。“伊豆の瞳”と言われるそうで、行ってみたいと思ったのです。一碧湖は伊豆半島の東側、東京寄りにあります。JR伊東駅からバスに乗って40分くらい。この一碧湖に行くついでに周囲に観光名所がないかなと探して出てきたのが大室山だったというわけです。

 

今回は一碧湖の紹介をします。

 

現地を訪れたときには気付かなかったのですが、一碧湖は2つあり北西側にある大きな湖を「大池」、橋を挟んで南東側にある小さい方を「沼池」といいます。私達は大池の方しか見えていなかったです。その理由として、沼池はその名の通り沼地、湿地帯になっていて目立ちません。湖を目指してきた旅行者は湖らしい様子の大池に目を奪われたわけです

 

繰り返しになりますが「伊豆の瞳」とも称されるほどの景観で1927年(昭和2年)には、日本百景に選定されているのです。昭和初期の時点で日本有数の観光地だったことが伺えます。その証拠に昭和初期、著名な俳人与謝野鉄幹・晶子夫妻が一碧湖を訪れて数多くの短歌を残しました。その歌碑が湖畔に建っています。

 

一碧湖は火山によってできた湖、火口湖です。堰止湖と考えられていた時期もあったそうですが、現在の学説では伊豆東部火山群の活動の一端として、10万年前に起きた水蒸気爆発によってできたと考えられています。伊豆東部火山群は一直線上に火山が並んでいます。近くの大室山ももちろん火山です。

 

なぜ一碧湖というのでしょう。かつては大池と呼ばれていたそうです。大きな池、というのは間違いではないでしょうが風情がありませんね。明治時代の外務大臣、カミソリ大臣と言われた陸奥宗光(若いときは幕末の志士であり坂本龍馬とも行動を共にした)の秘書官を務めた、官司で漢学者の杉山三郊氏(1855-1945)により命名されました。范仲淹の『岳陽楼記』の一節「上下天光、一碧萬頃」の一節に由来するのだとか。これは「空も湖面も光輝いて碧色(青色)が果てしなく広がっている様を表現したもの」であるとのこと。大池から一気に文学的な名前になりました。

 

一碧湖の大池の方はボートで入ることができます。そのため湖面から景色を楽しめるのです。私達が行ったときは12月でしたが、まだ紅葉が残っていました。湖面との対比でとても綺麗でした。時間がちょうど日が沈でいくときだったので冬の陽が眩しかったです。

 

最後にブルーギルの話題を。テレビ東京系の番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く」という番組があります。そこで元々日本にはいなくて、人の手で国内に持ち込まれた結果、大量に繁殖し日本固有の在来種を食べてしまう外来種が取り上げられます。番組に出てくる外来種の一つにブルーギルがあります。食欲旺盛で固有種を捕食し自らは繁殖し、生態系を壊してしまう厄介者としてよく登場します。そのブルーギルですが、日本に持ち込まれたのが1960年の頃。15匹だったとか。それを水産庁淡水区水産研究所が食用研究対象として飼育した後、1966年にこの一碧湖に放流したというのです。それが約50年経過して全国に広がり外来種として扱われているのです。このことを最近知り、日本のブルーギルは一碧湖から始まったと思うと「池の水ぜんぶ抜く」を観る気持ちが変わりました。

 

甲野 功

 

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