開院時間
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先月末に原宿で行われたコンセプトマルシェ。そこで桜瑪瑙のかっさを購入しました。
まずコンセプトマルシェとは。これはミネラルマルシェの一つです。そしてミネラルマルシェとは何かというと原石や宝石、鉱物の市場です。企業や店舗、研究施設などが鉱物を展示、販売するブースを出します。各地で行われています。そのミネラルマルシェのコンパクト版がミネラルマルシェという感じでしょうか。9月に秋葉原で行われたミネラルマルシェに続いて10月に原宿で開催されたコンセプトマルシェに行きました。そこで桜瑪瑙のアイテムを手に入れました。桜瑪瑙については後で詳しく書きます。
つづいて「かっさ」とは。漢字では「刮痧」と表記し、元の発音はグアシャ(英語Gua Sha)となります。中国の民間療法だったものが日本に入り定着したといいます。私は主に顔に使用しますが全身に使うこともできます。手や指では出せない刺激という効果があります。素材が複数あり、私が今使っているのは蜜蝋のもの。他にホットストーンや水晶のかっさを持っています。
そして原宿コンセプトマルシェで見つけたのが桜瑪瑙製のかっさでした。仕事道具であるとともにコレクター的な気持ちがあり、買ってみようと思いました。模様が独特で同じものが二つと無く、大きさも異なるので熟考したすえに2つ選びました。
さて桜瑪瑙とは何でしょうか。
瑪瑙はめのう、メノウ。鉱物の一種です。宝石に分類されるかもしれません。次女の石集め好きに影響を受けて鉱物や宝石の知識が増しているところです。色々と調べてみました。
まず瑪瑙を構成しているのが石英(せきえい)です。石英は高校生の地学の授業で出てきた記憶があるくらいです。非常にありふれた物質だそう。主成分は SiO2(二酸化ケイ素)。河原や海岸では白い礫(れき)になっていて、肉眼で見える結晶になったものは水晶とよばれます。そして石英の目に見えないほど小さい結晶がたくさん集まって塊になっているものを玉髄(ぎょくずい)、その玉髄で縞模様があるものを瑪瑙といいます。
瑪瑙という名称は外観が馬の脳に似ているため名付けられました。馬という漢字が入っているのはそのせいですね。10世紀前半成立の『和名類聚抄』巻11「玉類」の項目では、瑪瑙を「馬脳」と表記しました。馬の脳というのが中々理解しがたいセンスだと個人的に思います。
瑪瑙には更にたくさんの種類があり、ざっと挙げると、縞瑪瑙、オニキス、サードニクス(紅縞瑪瑙)、サンダーエッグ、雨花石、錦石、苔瑪瑙、樹枝瑪瑙、羽毛瑪瑙、針入り瑪瑙、チューブアゲート、虹瑪瑙、ファイアーアゲート、水入りメノウと多種多様。なお瑪瑙は英語ではアゲート(agate)と言います。
瑪瑙は多孔質であるため、人工的に染色が可能であり加工しやすい。天然の瑪瑙の色はあまり鮮やかではなく装飾品として出回っている瑪瑙は人工的に染色加工しているものが多いようです。そのためジュエリー、数珠、ブレスレット、ペンダントなどアクセサリーに使われます。理科系には化学実験で用いる乳鉢が身近です。今回私が手に入れたのはかっさに加工したものですね。
コンセプトマルシェで出店していたところの店員さんによるとその模様が桜を彷彿させるので桜瑪瑙と名付けたのだとか。具体的な情報が見つからなかったので天然の模様なのか加工して染色したものなのか定かではありません。パワーストーンとしての位置づけが強いようでそちらの方でたくさん検索にヒットしました。持っていると幸運を招くようです。
私の本職は人の身体を良くすること。かっさとしての利用が第一ですがパワーストーンとしてお守り的な意味もありそうです。むしろパワーストーンで施術すると身体に良いことがあるような気がします。鉱物の持つパワー(効果?)については古くから言われています。実際の所はどうなのかは定かでないと思うのですが、興味深いものです。院のお守りとしてもいいですし、施術道具の一つとして活用することもできます。
何により子どもの好奇心によって意外なものを手に入れることができました。
甲野 功
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