～４回目ワクチン接種～

日曜日に４回目の新型コロナウィルスワクチン接種をしてきました。

３回目のワクチン接種をしたのが今年の４月。４月に大学の後輩に会いに京都に行くのでその前に済ませておこうと接種しました。そこから８月に子どもと私が新型コロナウィルスに感染。自宅療養を余儀なくされました。振り返ると新型コロナ自体の症状はそこまで重症ではなかったと思います。発熱も１日か２日ほどで収まりました。悪く解釈すれば３回もワクチン接種をしたのに感染したのかとなりますが、これくらいで済んだのはワクチン接種のおかげかと良い方にも解釈できます。問題は歯と顎の痛みでした。右下の親知らずが虫歯になっていたようで発熱の直後に痛みが生じてみるみる腫れていきました。そのうち口が開かなくなり顔の右下が腫れあがり、痛みが増していきました。遂には救急車で搬送される始末。金曜日の深夜に受け入れ先を探す救急車車内で日付が変わり、東京大学病院での受け入れが決まりました。緊急手術的な外科処置をして口腔内の膿を排出しドレーン（排膿するための管）を入れて縫合。血液検査は入院レベルの炎症反応を示していました。

そこから約１ヵ月、通院を繰り返し問題の親知らずを抜歯、皮膚の縫合。経過観察をした上で処置終了となりました。コロナ感染からここまで断続的に抗生剤や痛み止めを服用してきました。ワクチン接種をする状況ではありませんでした。他の薬が影響することや体調が悪化したときにどうなるか分からなかったからです。これまで過去３回のワクチン接種では漏れなく発熱して寝込むことになりました。次もそうなるだろうと予想ができていたので。

１１月に入りそろそろ４回目のワクチン接種を考え始めました。オミクロン株対応の新型ワクチンが出るというのは知っていて医療従事者、高齢者の接種が終わり私の世代にも接種可能になりました。と考えていた頃に再び右顎が腫れてきました。今回は歯の痛みは無く本当に唐突に。気が付けば何だか口が開けにくいと思い、風呂場の鏡を見たらまた腫れていました。気付けば腫れはどんどん悪化してまた指１本も入らないくらい、口が開かないという惨状に。もうしょうがないのですぐに東京大学病院に電話して再び口腔外科を受診することにしました。結局抜いた親知らずの隣の歯も悪くなっていたということでした。家の事や仕事が忙しくなったときに免疫力が落ちてまた腫れてしまったように思います。その処置のために再び東京大学病院に通院する日々が戻りました。今回は対応が早かったので期間は短くすみました。それでも抗生剤、痛み止めを服用することになり、やはりワクチン接種を考える余裕が無くなりました。

世間的にはもう第８波到来と言われて新規感染者数が増えてきています。実際に感染した身でありますから、やはりワクチン接種はしておこうと考えて年内に済ませることを決意します。

そこで考えるのは、日曜日が潰れるという事。

やはり副反応が出ることは間違いないでしょう。そうなると仕事にならないので休みの日を作らないといけない。土曜日の仕事後に接種して翌日休むというスケジュールがいいわけです。前回も前々回もそのやり方でした。ところが１１月末から１２月上旬は家族の記念日が立て続けにあります。１２月２日が私の誕生日で、１２月１１日は妻の誕生日。１２月４日と１１日の日曜日を潰すのは気が引けます。そして２５日の日曜日はクリスマスですからやはりその日寝込んでいるのは悔しい。ということで１２月１７日の土曜日、仕事後に接種をして１８日の日曜日に体を休めようと考えたのでした。

そうなるとまた問題が。年の瀬だからでしょうか。当日「今から行けますか？」という問い合わせ電話が多くなっている本業。特に土曜日はそういうケースが多い曜日です。当日の１６：００くらいまで様子をみておきたいと思いました。この東京都新宿区は予約なしにワクチン接種が受けられる会場が２か所あると聞いていました。それで土曜日の夕方に接種会場に行ってしまおうと。

ところが。一つの会場は土日の予約なし接種はしていないことが分かります。それではもう一つの方は？と調べてみると、「１２月１７日と年末年始を除く」という注意書き。ピンポイントで１２月１７日だけ予約なし接種を受付けていないことを直前になって知ったのでした。しょうがないないのでその時点で１２月１８日の日曜日、一番早い時間で予約できる会場を調べて予約を取ることにしました。戸山の元気館で１０：００から。目論見が外れました。

さらに当日。元気館だと思っていた場所につくとそこは別の会場でした。新宿ここ・から広場。区の公共施設ということで勘違いしていました。新宿区立元気館を調べると明治通り沿いでした。急いでそちらに向かい時間ギリギリになってしまいました。到着してからはスムーズでよどみなく接種完了。第１回目の築地市場跡での接種とは大違いでした。

帰宅途中に飲み物と好きな食べ物を購入。帰宅したら副反応に備えて寝ます。お昼寝をしたことにより普段より体調がいい状態で日曜日の午後を自宅で過ごしました。今回は副反応が出ないのかなと楽観視していたのですが。寝る直前になるとだんだんと体の節々が痛くなってきたような気がします。心なしか今年一番苦しめられた右顎もうずくような。そう感じても寝るだけなので就寝します。

やはり甘くありませんでした。夜中ずっと同じ夢を繰り返し見ます。明晰夢に近いのですが、次に何がくるのか本人は分かっていてそれが何度も繰り返すのです。最近はやりのタイムリープするような。私は発熱しているとこの症状が出るのです。冬で寒かったので汗をかきませんでしたがおそらく熱が上がっていたのでしょう。翌朝体温を測ると３７.０℃ありました。私は平熱が低いので結構熱が上がっている状態です。少々頭が痛くてだるい。家事を済ませてからまた布団に入って横になりました。２０分ほど横になると少し体調が良くなり仕事に出ます。それでも体調は本調子ではなくだるさが残り、午後は極力休んで過ごしました。

親はもう５回目のワクチン接種をしました。毎回特に問題ないと言います。私も４回目となればもう楽かなと思っていたのですが、そうでもありませんでした。当初のインフルエンザに罹ったときのような苦しさはなかったのですが、もしも臨床が詰まっていたら非常に危険だったと思います。やはり土曜日に接種することが大切だと思いました。何事も事前準備が大切なのだと痛感したできごとでした。

甲野　功

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