開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
実質的にマスク解禁となりました。海外観光客も押し寄せてきている実感があり、本格的にアフターコロナという様子。これから景気が上向いていくことを願います。新宿駅にはかつてのように大きな荷物を持った外国人観光客の姿が見られるようになりました。地元の神楽坂も賑わいを取り戻しています。
しかし入れ替わりの激しい神楽坂。
開店したと注目していつか入ってみようと思っていても、気付いたら閉店していたということがままあります。なまじ全国的な知名度となった神楽坂では生存競争が激しいです。コロナになり神楽坂を象徴する名店と思っていた「鳥茶屋本店」が閉店。とても残念でした。空きテナントにはなかなか次の店舗が入らず、やっと決まった飲食店は最近閉店しました。他にもいつか入ろうと思っていたハンバーグと肉のお店も閉店。コロナ禍をチャンスと神楽坂の好立地に空いたところに出店してみたものの定着しないお店があるのです。
近年神楽坂で圧倒的にあたったと思うのが「ハピマルフルーツ神楽坂」です。最初は神楽坂下の奥の方、大久保通りに近い狭い店舗から始まりました。人気店になり程なくして神楽坂上の大きな店舗に引っ越しました。広くてイートインスペースのある店構え。子ども達が気に入ってよく買いに行きます。
そのハピマルフルーツ神楽坂が去ったところにできたのが「神楽坂家系ラーメン モンタナ」でした。
オープンが昨年2022年4月11日と言います。まだまだ新しい若いお店といえるでしょう。まだ定着するのか判断しかねますが、何度かお店の前を通ると行列ができていました。大学生に人気がありそうでした。しばし様子を見ていて、客足が安定しているようだと思い入ってみました。
美食の町として有名な神楽坂。カウンター席のみの典型的なラーメン屋というのは実は少ないのです。モンタナは狭小店舗でカウンター席のみ、食券を購入するスタイル。こういう男くさいラーメン屋はあるようで少ない。神楽坂エリアには他にもカウンター席のみのラーメン屋があるのですが、コンセプトが凝っているもので、サラリーマンや大学生が並ぶ感じのところはモンタナくらいでしょうか。飯田橋に行くとたくさんありますが。
その感じがむしろ真新しい。外装と店内は西部時代劇のアメリカをイメージしているようでした。一瞬矛盾しているような気もしますが入ってみると馴染むものです。神楽坂はどこかオシャレ、異国情緒、伝統的、という印象がありますが、雑多な新宿歌舞伎町にあるような雰囲気。観光客はきっと入らないだろうな。そういう匂いを感じます。
肝心のラーメンはというと。家系のこってりとしたラーメンでした。年齢と共にこういうラーメンが身体に合わなくなっているのですが、ここはいけました。柔道整復師科と教員養成科の合計5年通った東京医療専門学校代々木校舎。このそばに家系ラーメンのお店があってよく利用しました。学生時代を思い出します。
昼時にいったときは店外に行列ができていて、並んでいるのは男性、それも比較的若い人ばかり。ちょっとオシャレになりすぎた神楽坂でこういうラーメン屋を求める人がいるのだろうなと思います。私が東京理科大学の学生時代にこのお店があったらよく入っただろうと思います。神楽坂を上って。飲み会後に。
龍公亭のような老舗中華ではない。今はやりの町中華でもない。男の胃袋を掴む、飲み会後に入るラーメン屋。そういうお店です。懐かしさと共に、ハングリー精神を喚起させます。
目抜き通りの路面店。ランニングコストはかなりのものでしょう。神楽坂で定着することを願うお店です。
甲野 功
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