開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
これから都内は咲き始める紫陽花。各地の紫陽花の名称を紹介します。前回は府中市郷土の森博物館を紹介しましたが、今回も広い公園です。
場所は東京都大田区。東急多摩川線多摩川駅から徒歩すぐにあります。多摩川に沿って続く丘陵地にある横に長い公園です。高台から多摩川を眺め、向こう岸の野球場を望むことができます。長い散策路があり北西に歩いていくことができます。展望広場、水生植物園、四季の野草園、あじさい園が整備され紫陽花が咲くころはたくさんの彩りを楽しむことができます。
多摩川駅から公園入口の階段を上るのですが、そこから多くの紫陽花があります。紫陽花に囲まれた複数のルートを選びながら丘を上っていきます。頂上に出ると眼下に多摩川が見えます。目立った建築物がほぼなくて、自然そして地形を楽しみながら紫陽花鑑賞ができるのです。ここも多種多様な紫陽花が植えられています。整備されたあじさい園。その先は自然林があり、植えられたというより自生した紫陽花が点在している感じの道になります。花が密集したところとの対比があります。
紫陽花だけでなく古墳があることにも注目です。亀甲山古墳(前方後円墳)から、多摩川台古墳群という8基の古墳が並び、その先に宝莱山古墳(前方後円墳)があります。東京23区でこれだけ古墳が固まっている場所は珍しいでしょう。一見すると丘にしか見えませんが案内図と地形を照らし合わせるとなるほどと思います。古墳というと大山古墳(仁徳天皇陵古墳)のような超巨大古墳を想像しがちですが、有名ではない小型古墳は割と身近にあるものだと思います。上野恩賜公園内にも古墳はありますし。
かつては都内にたくさんあった古墳は都市化の波に飲まれてその存在が忘れ去れてしまいました。この地域は都市開発を回避され古墳が残されている貴重なエリアです。多摩川台古墳群に亀甲山古墳と宝莱山古墳を加えて田園調布古墳群とします。この田園調布古墳群と野毛古墳群がどちらも多摩川左岸の台地上に位置して荏原台古墳群と総称されます。合計50基という数です。
田園調布古墳群と野毛古墳群は、ともに多摩川左岸の台地上(国分寺崖線)に位置し、荏原台古墳群と総称され、その数は合計50基にも及んでいます。ちなみに亀甲山古墳、宝萊山古墳に港区芝公園の芝丸山古墳を加えて東京都内巨大古墳のトップ3『東京三大古墳』と言います。
駅からすぐ、高台、多摩川、古墳群。そして紫陽花。多摩川台公園はあじさい園以外にもたくさんの注目ポイントがあります。
甲野 功
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