開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
本日2023年5月15日であじさい鍼灸マッサージ治療院は開院9周年を迎えました。ありがとうございます。
2012年5月15日。長女が生まれて数ヵ月の頃。東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科に入学して間もない時期。このとき出張専門で独立開業しました。
それからちょうど2年後。
2014年5月15日。あじさい鍼灸マッサージ治療院を正式に開院しました。
開院して9年。独立してから11年。今年も無事にこの記念日を迎えることができました。
ここまで色々とありましたが10周年が見えてきました。2020年からは新型コロナウィルスの影響を受けてきました。昨年8周年は緊急時代宣言下ではありませんでしたがその前年7周年、さらに前年の6周年は緊急事態宣言が出ている状況でした。昨年の今頃は、来月から外国人観光客の受け入れが拡大されそうだ、という状況。今年はゴールデンウイークで多くの外国人観光客が訪れてオーバーツーリズム(環境公害)が問題視されています。本当にコロナ前に戻ってきたという感触です。
振り返ってみるとコロナ禍でも飲食店や観光業ほど大きな打撃を受けませんでした。そもそも2020年の緊急事態宣言では自粛要請がかからない医療業種に該当します。保健所の立ち入り検査を受ける施術所(マッサージ院や鍼灸院、接骨院のこと)ですから、換気と消毒設備は最初から備わっています。備えていないといけません。当院のシステム上、過密になることは通常ありません。世間がリモートワークになったおかげで住宅街にある当院は普段目に留まることがなかった近隣の方が来院するということもありました。
反面、開院してから大きく業績を伸ばすということは自分の感覚ではなく、何となくここまで来たという感覚です。昨年は自身が新型コロナウィルスに感染し、その後に人生初めての救急搬送を経験するという事態。社会環境とはまた別に体調面の問題が起きました。ほぼ新型コロナウィルスの影響が無くなった今、開院10年目は言い訳無しでやっていかないといけません。
来年5月15日が10周年という大きな節目になります。今日からの1年間をどのように心構えていくかが大切です。ここまで続けてきて分かったことは、今日頑張ったから明日報われるという事は無い、しかし今日頑張らないと将来報われることは絶対に無い、ということです。敢えて商売的な表現をしますが、商品ではなくサービスを売る仕事であるため、誰かに来てもらうあるいは依頼されないと院が続きません。商品を扱うなら通販という手段がありますが、対人サービスではそれは不可能。来てもらうかこちらが出向くか。対面しないといけない。コロナ禍では大きな不利でした。だからこそオンラインセミナーとかリモート出演といったことを極力避けて対人コミュニケーション(オフライン)にこだわりました。店舗を構える以上、そこに行かなくても事が足りるという状況にしたくありませんでした。それでもいつも予約が埋まるということなどありませんから、その時間に何をしていくのか。それが重要です。
企画をする。資料を作る。記事を作成する。勉強する。誰かに会いに行く。観に行く。参加する。体調を整える。
様々なことがあります。それをしたから成果が出るかは分かりません。ただ何もしなければ何も起きないことだけは分かります。それを続けてきた9年間でした。独立するということは誰かに仕事を指示されることがないということ。やらされるのではなく、やることを造りだす。そこが一番変わったことでした。上司の、職場の、社会の、愚痴をこぼして決まった給料を貰うことなど頭から無くなり、仕事を作る、仕事を取ってくる、新しい仕事を生み出す、という作業の連続。これは10年経っても変わらないでしょうし、それをしなくても済むようになったときに自滅に向かうように思います。むしろそうならないように個人事業主という形態が合っているのかもしれません。
今日から開院10年目であり、来年10周年に向かいます。10年続けばそれなりの価値が生まれることでしょう。一区切り。来年は何か大きなイベントを行いたいと考えつつ、毎日を丁寧に、来院してくださる患者さんに感謝をしながら、業務を進めていきます。それが可能である状況、すなわち家族にもありがとうという気持ちを持って。
9周年、ありがとうございます。
甲野 功
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