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~ミャンマー子ども緊急募金に寄付を行いました~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 令和5年ミャンマーへの寄付
令和5年ミャンマーへの寄付

 

 

5月15日が開院記念日で、毎年5月は開院記念月間としています。5月の売上からアジアの国、ミャンマーへの寄付を毎年行っています

 

昨年、一昨年はミャンマー市民への医療活動を行う団体に寄付をしました。2年前にミャンマーは軍事クーデターが起きて大きな混乱が生じました。長らく軍政国家だったミャンマーが無血開城で民間移管を果たしました。そこから諸外国の投資が本格的に始まり、アジア最後のフロンティアと呼ばれるほどの急成長を遂げてきました。コロナ禍で苦しむ中、ミャンマー軍は選挙に不正があり無効だと主張し、国民を守るはずの戦力を一般市民に向けました。政権を軍事力で奪還しました。市民に銃を向けるという軍隊の意味をなしていない。あまつさえ軍隊により負傷した市民を治療する医療人にまでも銃口を向ける。その行動に同じ医療系資格を持つ者として納得がいきませんでした。一般市民を治療する医療従事者は関係ないだろう、と。

 

そして今年。軍政は変わりませんが小康状態を保っているというミャンマー。また新型コロナウィルスも落ち着いたといいます。妻が詳しいので情報を聞いています。妻は大学時代からミャンマーを支援する活動をしており、現在もミャンマーにある孤児院を支援するためNGO団体を設立して活動しています。

その孤児院ですが、老朽化により改築が必要という事になりました。工事費用は数万円で済むものではありません。まとまった金額の支援が必要になります。妻は寄付を募る活動をしてきました。4月末にはミャンマーチャリティーカフェを(都営大江戸線)牛込柳町駅すぐそばで一日開催。私や長女、義父も参加して働きました。目標金額200万円で、4月末の締め切り時には9割以上の達成率でした。レートなどの関係で改築工事完了には追加費用が必要だという事が判明。5月以降も寄付を募っているということで、今年はこちらに寄付することにしました。

 

もう一つ問題があり、ミャンマーでは結核が流行っています。日本でもかつては撲滅宣言が出された結核ですが、再び発症例が報告されています。戦中、戦後の頃に結核に罹った人が、当時は若くて体力があり発症せずに体内に残って眠っていた結核菌、高齢者になり体力・抵抗力が低下して結核を発症しているのです。そして予防接種を受ける前の赤ちゃんや未就学児に感染するという状況が日本でも起きているのです。ミャンマーの孤児院でも子どもが結核を発症したのです。結核は空気感染するので病児を物理的に隔離しないといけません。改築工事は必要な老朽化した建物ではそれがどれだけ困難なのかは、新型コロナウィルスを経験しているためより一層、想像に難くありません。

結核についてはきゅう師として関りを感じます。4月のアースデイというイベントに参加しました。そこにはモクサアフリカジャパンという団体がブースを出していました。モクサアフリカというイギリスの団体があり、アフリカの結核患者に対してお灸で予防・治療を行うという活動をしています。発端は日本人が書いた論文からお灸が安価で結核治療に有効な手段だと知ったことにあります。日本のきゅう師による論文から、日本の伝統的な灸療法を用いて(※艾を捻って皮膚に乗せ、線香で艾を燃やす直接灸というやり方。現在の中国ではあまり行われなくなっている。)結核と立ち向かっているという事実。国や対処方法が異なりますが結核という病気は共通です。きゅう師である私には結核は他人事ではないと感じました

 

5月の売上から40,000円をミャンマー子ども支援NGOであるSOSIAに寄付しました。

 

SOSIA ミャンマー子ども緊急募金2023

 

経緯や現在の状況は上記URLからサイトページを開いて確認をお願いします。なお7月17日現在で総額2,049,810円(114件)の寄付が集まっているそうです。

 

改めて寄付活動について私の考えを示しておきます。

寄付活動は純粋な善意だけでなく、本業にプラスになるという経営的な判断も加味されています。あじさい鍼灸マッサージ治療院がある東京都新宿区はミャンマー人が特に多い区です(在住人数はアメリカ人よりも多い)。ミャンマーを支援することは地域に根付く当院としても価値があると考えています。それは10月のチャリティーマッサージでも同じ狙いがあり、地域に貢献することは巡り巡って自分のところに還元されると信じています。

だからといってどこに寄付するのでもいい、とは思いません。どこに誰に寄付をするのかは、とても重要なことです。もう少しいうと、誰の支援団体(あるいは個人)に寄付をするのか、が大切。ミャンマーの孤児院に私は行ったことがありません。ミャンマー自体に入国したことすらありません。なぜ寄付をするのかというと、やはり妻が支援しているから、という理由が大きいです。

 

続いて継続して活動しているか。いまはSDGsといって国際社会から“持続可能な”活動が求められています。派手にどかんと活動して翌年はまるで無かったかのように消えてしまうのでは良くないと思っています、悪いとはいいませんが。継続的に支援を続けていることが重要です。特に簡単に解決しない問題に対しては。妻の支援活動は1年や2年の話ではありません。10年、20年のスパンです。そもそもこの孤児院も2008年の世界最大規模のサイクロンで被災したときに支援して改築しているのです。長期間継続している団体に寄付をしたいと考えています。それは私の経営基準と合致していて、長く続けるからこそ定着するからこそ地域に役立つという理念があります。先日も7年ぶりに来院した患者さんがいましたが、当院が9年続いているからそのようなことが起きるわけです。あじさい鍼灸マッサージ治療院が続いていなかったら実現しないこと。

 

そして金額に意味がある支援先。40,000万円という金額は微々たるものです。例えばコロナ禍で経営が苦しくなった自治体を救おうとしたとして、この金額は焼け石に水。ほぼ大勢に影響ないでしょう。熊本地震のときも赤十字に寄付をしましたが、私個人の寄付額では大したことはできません。ところがミャンマーの孤児院を支援するという規模になると意味が(金銭的価値が)高くなります。日本の4万円とミャンマーの孤児院での4万円は価値が変わると言えますし。せっかくならより意味があるところに(ピンポイントで)寄付をした方が納得感が出るものです。

 

毎年5月と10月に寄付活動をしていますが、それも継続できる範囲で行っています。無理にどかんと集めて、疲弊して翌年からはしません、ということを避けたい。このように考えています。

改めて、来院されている皆様に感謝申し上げます。また10月にも毎年恒例のチャリティーマッサージを開催する予定ですのでそちらもよろしくお願いいたします。

 

甲野 功

 

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