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~学連OBOG練習会で基礎を見直す~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 BEST ARTにて
代々木BEST ART にて

 

 

昨日は代々木BEST ARTで行われた『学連OBOG練習会モダンの部』に参加しました。

 

今年から参加している同練習会全日本学生競技ダンス連盟、通称“学連”に所属していた人々が参加するものです。大学を卒業し社会人となり、競技ダンスから離れてしまった世代を特に対象としています。

昨日知ったのですが、この会では頑なにモダンというそうです。社交ダンスには主に2種類10種目の分類があるのですが、一つがスタンダード、モダン、ボールルームと言われる男女が組んだ状態で踊るもの。もう一つはラテン、ラテンアメリカンと言われる男女の距離があり動きの自由度が高いもの。私が学連にいた20世紀の頃はモダンと言っており、現在はスタンダードという言い方が主流です。現在の学連、特に東部ブロックはスタンダードという表記で統一されています。あの頃の学連はスタンダードではなくモダンと言ったから、この会もモダンとしているのだとか。

 

講師はBEST ART代表の本池淳先生。武蔵野美術大学出身で学生時代から輝かしい成績を残し、プロ選手に転向しました。既に競技生活は引退しています。本池先生は学連時代の1学年上の先輩。東京理科大と武蔵野美術、大学は違いますが同じ理工戦校という共通項があり、また互いに連盟委員だったこともあり、よく知っている先輩でした。特に私の退部を間接的に救ってくれた恩人でもあります

前回の練習会ではウィンナーワルツ(ヴィニーズワルツ)がテーマでした。今回は主にワルツのナチュラルターンワルツ、ウィンナーワルツはモダンに分類される種目の名前。どちらも3拍子ですが(ワルツなので当然ですね)テンポが異なります。今回はテンポがゆっくりな(スロー)ワルツ。そしてナチュラルターンとはステップ(足型、技、振り付け)の名前です。ワルツは学連に入部すると最初に習う種目。モダン専攻の選手となれば最も長く踊る種目と言えます。そしてナチュラルターンはワルツ以外にも使うステップですが、ワルツにおいて最も使用されるステップといえるもので、ナチュラルターン無しにワルツを踊ることはほぼ不可能でしょう。基本中の基本です。

 

今回、本池先生は「あの時(学連時代)全力でやったナチュラルターンを全力で否定する」というテーマを掲げていました。私のようなモダン専攻の選手にとって、間違いなく最も使ってきたナチュラルターンというステップ。それを学連時代の変な癖ではなく、プロが教えるきちんとした理論と動きに塗り替える。そのような感じでした。これは前回のウィンナーワルツのときにも仰っていた内容。散々踊ったナチュラルターンをアップデートするということです。

 

さてナチュラルターンのことはさておき、今回練習会に参加して大きな気付きがありました。それが、基礎を見直そう、ということです。

 

ワルツという種目はモダン5種目(競技会で扱われる種目。ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ウィンナーワルツを指す。)の中で基礎にあたります。その中のナチュラルターンは一番ベーシックなステップ。この時点で基礎なのですが、更にその前の段階の基礎。肩を落とす、ネックを入れない。このステップ以前のことを見直すことになりました。

モダンではホールドといって構えのようなものがあり、このホールドをずっとキープして踊らないといけません。慣れないと想像以上に保持することが難しく、入部当初はホールドを崩さないことが大きな課題になります。このとき肩を上げると首が短く見えていけません肩を下げてホールドを保つというのは本当に初歩の初歩で習うことです。これができていなかったのです。練習会の基礎練習中に本池先生に指摘されて、そう言えばと思い出しました。学生時代はもっと意識していたことが今でできていない。基礎を怠っていたと。

当たり前過ぎて忘れていた肩を落とす。これだけで随分と印象が変わります。体の使い方も変わりました。だからカッコ悪いのかと納得。それと同時に昔はしっかりできていた、意識していた、という記憶が蘇りました。これだけで何か目の前が明るくなったような気がしました。

 

そして練習会が終わって帰りのときに本池先生に指摘されたこと。ネックが入る。これは顔が前に出ること。これも最初に言われる絶対に注意しないといけないことです。ネックが入ることは現役時代からずっと課題でした。もともと早い段階で成長し周囲より背が高いことがコンプレックスだったため、高校生まで姿勢が悪かったのです。それを大学に入って姿勢を良くするように訓練し始めて。それでもネックが入ることはなかなか直らず、自分で納得できたのは4年生の後期でした。それくらいネックが入ることが課題。

5月に少しダンス活動を再開したときに、動画を観てネックが入っていることが分かりました。身体のプロとしてそれを客観的に観察し、体形から変えないといけないと感じました。太ったことでバランスが腹部にバランスが来てしまっている。それと腹部が固くなっていて顔を前に引っ張っている。そのように自己分析。身体を作り直している最中ですが、ネックが入るという指摘を受けて更に改善を試みようとしています。

 

基礎を見直す。これはダンスだけでなく按摩、指圧、マッサージ、鍼、灸など普段行う技術にも通じるものです。時間が経って疎かにしていたことをもう一度しっかりとやり直す。今回の学連OBOG練習会モダンの部はその気付きを得た素晴らしい機会になりました。

 

甲野 功

 

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