～誕生日祝いに神楽坂へ～

１２月２日は私の誕生日でした。土曜日が誕生日当日。土曜日も仕事があるので翌日曜日の１２月３日に家族でお祝いをしました。この時期、甲野家はお祝いラッシュ。次女の誕生日、私の誕生日、結婚記念日、妻の誕生日が立て続けにあります。しばらくするとクリスマス。そして年末。正月。年は明けると長女の誕生日が迫ってきます。次女の誕生日と３日違いの私の誕生日。次女の誕生日祝いには長女が手作りのスイーツを作りました。私の誕生日祝いはどうしようかという話題になり、昨年同様神楽坂の「鳥茶屋別亭」でランチを食べにいくということに決まりました。

「鳥茶屋別亭」。私が神楽坂の飲食店で最も好きなお店が「鳥茶屋」でそこのうどんすきが好物です。もしも遠方からのお客様が来たとして、近所の神楽坂でもてなすとして、第一候補に挙げるのが「鳥茶屋」です。実際に私達夫婦の両家顔合わせの際に利用したのが「鳥茶屋本店」でした。「鳥茶屋本店」はコロナ禍に残念ながら閉店してしまいました。今は裏路地にある「鳥茶屋別亭」が残っており、そこでうどんすきが食べることができます。また「鳥茶屋別亭」では親子丼が看板メニューでした。本店ならうどんすき、別亭なら親子丼という感じでした。選択肢が別亭だけになったのでそこに行きます。

神楽坂らしい路地裏にある「鳥茶屋別亭」。その前の道は風情があり、かつては『拝啓、父上さま』というドラマでロケ地に使われました。外観も内装も旅館のよう。店員さんは全員お着物。旅行に来たような雰囲気を味わえます。昨年はまだ新型コロナウィルスの影響が残っていましたから飛び込みで入りました。少し並んで入店することができました。今年は予約をしておこうという妻の提案で事前予約をしました。そのおかげで、個室で食事をすることができました。掘り炬燵型のテーブル。本当に旅館に泊まりに来たような感覚です。私はうどんすき、妻と子ども達は親子丼を選びました。子ども達が食べきれなかった親子丼も食べ、「鳥茶屋」の看板メニューを両方堪能しました。家族４人で外食するのが久しぶりだったのでとても幸せな時間です。

鳥茶屋を出ると神楽坂茶寮に向かいます。神楽坂茶寮は神楽坂でも超人気店です。以前は神楽坂下の終わりの方、大久保通りに近いところにありました。古民家を改装した趣ある店内でした。テラス席と室内とあり、いつも行列ができていました。建物が取り壊すことになり、数年前に新店舗に移転しました。場所はより飯田橋に近いところで路地裏に。やはり古民家を改装したものでした。旧店舗よりも分かりにくい場所になりました。それでも人気は衰えることはなく、結構並んで待ちました。一度だけ一人で神楽坂茶寮新店舗に入ったことがあり、そのときは一階のカウンター席に座りました。今回は２階のテーブル席。前回入れなかった２階に足を踏み入れることができました。神楽坂茶寮は私達夫婦が、子どもが生まれる前によく行っていたお店。子どもが生まれるとなかなか行く機会が無くなりました。子ども達も大きくなり家族４人でまたいけることにやはり嬉しさを覚えます。頼んだメニューは上質なお茶と豪華なスイーツ。ちょっと量が多すぎたという感想もありました。特に抹茶のモンブランは凄いボリュームでした。長女は昨年京都宇治で抹茶を飲んでいます。そこで今回は静岡茶を選びました（神楽坂茶寮では京都、静岡、鹿児島の３ヵ所からお茶を選べます。しかもほうじ茶、玄米茶など更に種類も。）。お茶の味が違うと話す長女に、よく違いが分かるなと感心しました。子どもの成長も確認できました。

この日のために服と鞄を新調。良い誕生日祝いでした。

甲野　功

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