開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)

 

休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:kouno.teate@gmail.com

住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~地域散策 草間彌生美術館~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 草間彌生美術館
草間彌生美術館

 

 

都営大江戸線牛込柳町駅当院の最寄り駅です

 

都営大江戸線自体が比較的新しい路線です。そのため牛込柳町駅もできたのが21世紀に入ってから。約20年の歴史です。そのため牛込柳町駅とはどこでしょう?という方が少なくありません。また牛込柳町駅にはこれがある!という有名なものがあまりありません。2つ先の飯田橋駅、反対方向に3つ先の新宿西口駅は知名度があります。隣の若松河田駅は東京女子医大国立国際医療センターという大規模な病院があるので通院する方には馴染みがあります。その先の東新宿は都営大江戸線と東京メトロ副都心線が通るので乗り換えで利用することでしょう。これまで何回かあったのが牛込柳町駅で降りないで隣の牛込神楽坂駅で降りてしまう方。神楽坂という超有名エリアの文言が印象に残るのでしょうか。牛込の頭だけでその先を確認せずに降りてしまい、たくさん歩いて当院までたどり着く人がいるのです。

 

牛込柳町駅に何か有名なスポットはないだろうか。ああ、あの場所がある駅ね。そのように認知されるような。

一つありました。それが草間彌生美術館です。

 

YAYOI KUSAMA MUSEUM 草間彌生美術館

 

こちらは牛込柳町駅から徒歩3分ほど。当院からも歩いて6分ほど。道路拡幅工事が真っ最中の外苑東通り弁天町エリアの道路沿いにあります。世界的な芸術家草間彌生女史が設立した美術館が牛込柳町駅近辺にあるのです。

 

草間彌生(くさまやよい)とはどのような人物なのでしょうか。改めて簡単に紹介します。戦前の昭和4年(1929年)に長野県松本市に生まれます。幼少期から統合失調症のよる幻覚や幻聴に悩まされていたといいます。それらから逃れるために絵を描きはじめました。10歳の頃、すでに現在の代名詞たる水玉模様、網目模様をモチーフにしていました。水玉模様を用いるのは恐怖する幻覚や幻聴から身を守るために、作品全体を水玉で埋め尽くす儀式でもあるとも言われています。

昭和20年(1945年)に第一回全信州美術展覧会にて16歳で入選を果たします。戦後昭和23年(1948年)、松本高等女学校(現:長野県松本蟻ヶ崎高等学校)を卒業。京都市立美術工芸学校(現:京都市立銅駝美術工芸高等学校)の最終課程に編入して日本画を学びます。翌昭和24年(1949年)、京都市立美術工芸学校絵画科を卒業し長野県松本の実家へ戻ります。昭和27年(1952年)、地元の松本市公民館(旧:松本市公会堂)で初めての個展を開催。昭和29年(1954年)から翌年にかけて東京で4度もの個展を行います。

昭和32年(1957年)から渡米。精力的な活動と発表を行い、1960年代には「前衛の女王」の異名を誇ります。とった。昭和43年(1968年)、自作自演の映画『草間の自己消滅』が複数の映画賞を受賞します。昭和48年(1973年)に体調を崩し日本へ帰国、入院。これ以降、活動拠点を東京にします。昭和53年(1978年)からは小説家としての活動も始めます。

平成に入り、平成5年(1993年)、ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として個展を開催。これを機に世界的に再評価する動きが高まります。平成14年(2002年)、紺綬褒章を受章。平成15年(2003年)、フランス芸術文化勲章オフィシエを受けます。平成18年(2006年)旭日小綬章を受章。平成28年(2016年)には女性画家として4人目の文化勲章を受章。また『タイム』誌にて世界で最も影響力がある100人に選ばれます。平成29年(2017年)に名誉都民になっています。

東京都新宿区原町に住む草間彌生女史は平成24年(2012年)に新宿区名誉区民を顕彰されています。そして平成29年(2017年)10月に「草間彌生美術館」が開館するのです。

開館当初からチケットはオンライン販売のみ。予約制、時間制でした。両親が行こうとしたのですがずっとチケットが取れないとぼやいていました。その記憶が印象強いのと芸術への造詣がない私はずっと足を運ぶことがなく最近まで過ごしました。それが今年に入り新型コロナウィルスの影響がおさまったタイミングで行ってみようと考えました。一度くらいは地元の名士の作品を見ておこうと。同じように新宿区名誉区民だったやなせたかし氏が亡くなられたこともやや関係しています。新宿区の施設である箪笥区民センターにお二人の肖像画が飾られており、草間彌生女史も高齢であることを考えました。いざ予約を取ろうと確認すると2週間先まで埋まっていて、その人気ぶりを再認識しました。

 

会場に入って驚いたことは来場者がほぼ外国人であること。従業員と私以外、全員外国人ではないかと思うほどでした。一見日本人に見えても話す言葉が日本語ではなかった人も多数。牛込柳町駅に海外観光客が集まっているのだなと感心しました。草間彌生美術館からほど近いところに漱石山房記念館という夏目漱石資料館があります。前衛芸術家と文豪。二人の新宿区に縁のある偉人。象徴的なことだと感じました。館内は3階建てで大きくはありません。私にとっては何ともいえない作品が展示されていました。

 

世界から認められた芸術家の作品が展示されている草間彌生美術館。この施設がすぐ近所にあることをもっと誇りに思い大切にしたいです。

 

甲野 功

 

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