開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
今年2023年(令和5年)も終わりに近づいています。恒例のあじさい鍼灸マッサージ治療院の今年の出来事を振り返ってみます。
1月
本年のテーマは『身体を鍛える』です。そういうわけで長女と東京ドームシティにインラインスケートしに行きました。身体を鍛えるのとバランスや内転筋を鍛えるのにいいものです。かつ後楽園ゆうえんちといった場所は東京ドームシティに変わりました。しかしインラインスケートのあるビルは私が子どもの頃から変わらず健在です。また真冬の栃木県日光へ長女と次女を連れて一泊二日の旅行にいきました。日光は箱根、京都、鎌倉と並んで私が好きなエリア。特別開帳の秘仏が拝観できるということで。東武鉄道特急スペーシアに乗って。この体験が長女は特に気に入ったようで日光はもちろん栃木県が好きになりました。治療院の取り組みとして鍼灸マッサージ学生に対して業界に関係する法律、また裁判・事件について講義をしました。今の置かれた状況はどのようにして生まれたのか。それを知ってもらういい機会として。東京理科大学を卒業した私が法律の講義をするというのも面白いものでした。
2月
長女と次女と一緒に映画『鬼滅の刃』を観賞しました。春まで待てばテレビ放送する内容なのに。映画館のスクリーンで、先行で観たいという希望。子ども達と共通の話題である『鬼滅の刃』は大切です。昨年もたくさんのアニメ映画を一緒に観に行きました。今年初の映画鑑賞でした。
2月は毎年恒例となった母校である東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科の卒業論文発表会に参加。昨年末に福島哲也先生が亡くなられました。本発表会は皆勤賞で参加された先生の遺影が置かれていました。また指圧の研究があることを知り、あん摩マッサージ指圧単科の学校である浪越学園と長生学園、それぞれを卒業した先生をお呼びしました。浪越学園、長生学園、そして呉竹学園出身のあん摩マッサージ指圧師が揃い踏み。個人的に歴史的快挙ではないかと思っています。
業界内では大きな結論が出ました。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師等の広告検討会にて柔道整復師の施術所において「整骨院」という名称が禁止になる方向に決定しました。この決定は大きな意味を持つものだと思います。同時に○○治療院という名称は構わないという決定もされました。
3月
2月に続いて長女と次女の付き添いで映画『ドラえもん』の観賞。これまでたくさんのアニメ映画を子ども達と観てきましたが、映画館が子どもだらけというのは『ドラえもん』だけです。他は子どもよりも大人の方が圧倒的に多いのです。真の子ども向け映画は『ドラえもん』だと思いました。また2週連続で子どもと箱根日帰り旅行を決行。散々箱根旅行をしてきましたが今回は別々に。長女と次女で行きたいところが違うため父娘の組み合わせで二度に分けて行きました。
業界内の問題として、昨年柔道整復師国家試験問題漏洩事件が発覚、それから初めての柔道整復師国家が実施されました。その合格率は前年に比べて大幅に下落。過去最低という数字に。これにより漏洩が発覚していた4校だけでなく、全国的に問題が漏洩されていたのでないかという疑惑があると報道されました。厚生労働省は調査をすることになります。また刑が確定した実行犯たる被告人に対して厚生労働省大臣は柔道整復師免許の停止を言い渡すことになるのです。
4月
ほぼ4月の恒例行事になりつつある単身日帰り京都旅行へ。今年はずっと頭の片隅にあった比叡山登山を決行。朝から山道を歩き回りました。足が猛烈に痛くなりつつも市内の神社仏閣を多数巡りました。代々木公園で行われたアースデイに足を運び、モクサアフリカジャパンのブースを訪れました。2日間に渡り参加し多数の同業者の先生と交流しました。また治療院に鍼灸マッサージ国家試験を終えた新卒の先生が来院してくれました。学生時代に当院に来ていた方々。晴れて免許を取得して同じ立場になりました。
この4月に新潟医療福祉大学で鍼灸科が新設されました。近年は専門学校を含めて鍼灸養成施設が新設されることは珍しくなっています。学校が減っていく段階に突入した鍼灸業界に新たなチャンスとなるのかもしれません。
5月
5月は開院記念月。5月15日に開院9周年を迎えました。新型コロナウィルスの影響がない4年ぶりの開院記念日となりました。同様に母校東京医療専門学校が「卒業生の集い」を通常通りの形式で開催しました。4年ぶりに会食が復活し、学校関係者と臨床鍼灸師らの貴重な交流の場となりました。コロナ前のときとは活気が違うと思われました。
この月に学連OBOG同窓会に初めて参加。学生競技ダンス連盟(学連)を卒業したメンバーが集まるイベントで私の同世代が主催。学連同期が集まりました。これ以降、同イベントに定期的に参加することになります。また学連OBOG練習会にも出席するようになりコロナが明けて社交ダンスを再開するきっかけとなりました。
業界内のトピックとしてパーソナルトレーニングで健康被害が起きているという報道がされます。健康被害というのは重要なキーワードで、業務独占を規定する上で大きな意味があります。
6月
この月はこの後にクラウドファンディングで注目されることになる上野の国立博物館に子ども達を連れていきました。特別展ではなく常設展です。常設展は小学生無料で大人もとても安い入場料。科学に触れてもらうために本当に良い施設です。お土産に石や球体パズルを買って置かいものでも楽しめました。
治療院の取り組みとして鍼灸マッサージ学生向けにトリガーポイントと抵抗運動についてそれぞれ講義を行いました。各々参加者が異なりそれに合った内容にするよう心掛けました。講義の準備をするにあたって復習と頭の整理が図られます。一方、既に免許を祝とした臨床鍼灸師が集まり、東洋文庫ミュージアムへ観賞に出かけました。前後にランチとお茶会。初めての対面もあり鍼灸師同士の交流がありました。このようなイベントがさっと開催できることにコロナ明けを実感したものです。
7月
猛暑の中、東京駅の商業施設に長女と行きました。ポケモンショップ、レゴショップ、ジャンプショップらを周り、カルビープラスではできたてのスナックを食べました。まるで観光旅行にいったような気分を味わい、お土産をたくさん買って帰りました。そして4年ぶりに地元の神楽坂まつりが完全復活しました。車両通行止めにして路面が立ち並びます。阿波踊りも行われました。
2年目から行っている開院記念キャンペーン。5月の売上からミャンマーにある孤児院への募金を行いました。チャリティーマッサージと並ぶ当院の募金活動。しっかりと継続できています。7月は二度目の参加となる学連OBOG同窓会。汗をかいて動きました。
8月
8月9日ははり・きゅう・マッサージの日。その日に同じ新宿区にあるヘレン・ケラー治療院で按摩指圧を受けにました。こちらは視覚障害者のあん摩マッサージ指圧師が施術を行っております。歴史的な観点からもこの日に体験することは意義があると思いました。実写ドラマ放送を前にマンガ『ケンシロウによろしく』が久しぶりに新刊が発売されました。本作は第1巻から注目している、あん摩マッサージ指圧師が主人公のマッサージギャグマンガです。
代々木第一体育館でパラダンススポーツ国際大会が開催されました。2日間に渡って会場で観戦しました。障害をもった選手のダンス。社交ダンス経験者の目から見ても興味深いものがありました。
業界のニュースとして理学療法士協会からSNS情報発信へ注意喚起が出されたことに注目しました。
9月
9月はとくに鍼灸業界のことが多かったです。まず当院に鍼灸専門学校への進学希望者がペアで来院しました。業界の話と施術体験と見学を行いました。一人は来春から鍼灸専門学校に入学することが決まりました。また近畿から鍼灸師の先生が上京し、神田神保町の古書店を巡るというのでご一緒しました。SNSでのやり取りがあった先生で初対面でした。高校時代に通った神保町をまた散策する機会に恵まれ懐かしかったです。毎年恒例の母校である東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科特別授業を関東鍼灸専門学校副校長の内原先生とともに担当しました。その直前は教員養成科学校見学に飛び入りで参加し、見学に来た鍼灸専門学校学生と話をしました。そして母校の呉竹学園全体で行う呉竹医学会に開会式から閉会式まで参加しました。一日を通して発表、講演を聴いてまわり非常に勉強になりました。
10月
開院2年目から行っているチャリティーマッサージを例年通り開催しました。今年も多数の鍼灸師が賛同して受けに来てくれました。また毎年受けに来る患者さんも。当日の売上は全額「新宿子ども食堂さん」に寄付しました。鍼灸マッサージ学生向けに研究手法について講義をしました。研究するにあたって作法、考え方を伝えました。これは東京理科大学で卒業研究をした経験も活きました。自身の学びとして東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会の講習会を受講。精神疾患に対する鍼灸を学びました。
11月
昨年に続いて長女を連れて京都旅行へ。今年は日帰りにし、昨年行けなかった伏見稲荷大社、そして紅葉で有名な東福寺で、写真撮影を楽しみました。オーバーツーリズムの実際を体感しました。その数日後には教員養成科同窓会旅行で静岡県浜松へ。浜名湖湖畔に泊まる一泊二日旅行。患者さんが出演する文学座の舞台を観劇。色々と出かけて刺激を受けました。また母校東京医療専門学校の卒後研修「灸治療の考え方と実際」を受講し灸術について勉強しました。
12月
11月末から12月半ばまで家族の祝いイベントが多くあります。2週に渡り日曜日に神楽坂でお祝いをしました。行きたかったレストレランで食事をしました。11月に続いて患者さんが主催・出演する舞台を観劇しました。小さなライブハウスという変わったシチュエーション。このような表現もあるのかと感心しきり。すぐそばで演じる役者さんに感動しました。昨年と同じ時期に盲学校の学生さんが学生ペア割で来院しました。学生さんへの施術、相談に乗る、互いの情報交換などを行いました。盲学校のことを知る機会は貴重です。
今年は社交ダンスを再開した年でしたが、4年ぶりに規制無しの全日本学生競技ダンス選手権大会(冬全)の会場へ足を運びました。全国から学生と応援が集まった熱気あふれる会場を久しぶりに体験しました。
ざっとですがこのような出来事がこの1年間ありました。とにかくコロナ前の状況が戻ってきたという実感があった1年でした。規制がない。その分、言い訳ができないという感じもしました。積極的に外に出ていき生きた情報をとりにいく。それが大事だと感じました。ダンス関係者の患者さんが戻ってきて、その分競技会会場やイベント会場に出向いて実際を体感しないといけないとも。社会同様ダンス界も変わったと思います。以前書きましたが昨年は院に人を招いて講義をすることが多かったのですが、今年は私自身が外に出て知見を広める、交流を深める1年でした。講習にも参加し学ぶ機会を持ちました。来年に向けての新たな流れが生まれたと思います。
甲野 功
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