開院時間
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月末は事務処理業務が多く銀行を巡ることがあります。その道中で足を延ばし都立明治公園をみてきました。1月31日にグランドオープンしたのです。
開園自体は昨年10月31日でした。先日は園内にある店舗や整備が終わった森のお披露目という感じです。特にテレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で新プロジェクトとして同公園内の「誇りの杜」を整備することを手伝ってきました。都立明治公園は新宿区と渋谷区の区境ですが新宿区になります。同じ新宿区内の東京富士大学で活動を行っている番組なので関りができているのかもしれません。
テレビ企画で注目されているだけでなく個人的にとても都立明治公園は気になっていました。その理由は私の高校生時代にとても関連がある場所だから。私は新宿区内の公立(新宿区立)小中学校を卒業しました。高校は私立の國學院高校に進学します。國學院高校があるのは神宮球場の目の前。現在の都立明治公園がある場所からすぐのところ。國學院高校への通学は都バスか自転車を使用していました。バスを利用する場合は外苑西通りのバス停で降りて歩きます。今の都立明治公園を横目に通学するのでした。高校3年間の思い出が残る土地です。
現在の、今の、という修飾子を付けるのはかつて明治公園というものがあったからです。今の都立明治公園とは大きく異なります。この頃の明治公園は今と同様に都立公園ですが大きな広場が目立つものでした。旧国立競技場の目の前にありました。昭和39年(1964年)、前回の東京オリンピックが開催されたときに整備されて開園しました。広々としており各種イベントが行われていました。この周辺は旧国立競技場をはじめ、東京体育館、神宮球場)、秩父宮ラグビー場、スケート場などのスポーツ施設に聖徳記念絵画館、日本青年館といった施設がありました。高校時代に山岳部だった私はたまに明治公園で運動をしていました。2020年の東京オリンピック開催が決定し国立競技場を建て直すことが決定します。再開発がどんどん進み明治公園などは大きく様変わりしていきます。あの頃うろうろしていた明治公園は消えて新たな風景がどんどん現れました。新国立競技場はもちろんのこと日本オリンピックミュージアムが建築、日本青年館は解体されて新しい建物が離れた場所に完成しました。2021年に子ども達を連れて日本オリンピックミュージアムに行ったときもずいぶん変わってしまったと驚きました。
現在の都立明治公園がある場所は都営霞ヶ丘アパートがあった場所。前回の東京オリンピック開催時に作られたものでした。今回の東京オリンピック開催により姿を消しました。私が高校生の頃はもちろん在って古い建物が印象的でした。その頃を覚えているので本当に様変わりしたのだと実感しました。また3年前に日本オリンピックミュージアムを訪れたときは壁に覆われてその先がどうなっているのか分からなかったのですが隣接していることが分かりました。歴史の証人ではないですが、20世紀の1990年代と比較したいと思いました。
現地を歩くと見晴らしの良い広い空間でした。かつて建物が隣接していた場所。最近は壁に囲われて外からよく見えなかったところ。建物が幾つかありあとは広い野原という感じ。今回飲食店や洋品店がオープンしました。この後も商業施設が始まる予定です。オープニングイベントのためストリートピアノや遊具が置かれていました。横には国立競技場とそこに向かう橋。新宿区で地面から眺めたときにここまで空が広いところは珍しいです。頭上から眺めた公園は余裕のある空間であり、やや殺風景でした。そこで期待しているのが「誇りの杜」。これかの100年を見越して木が植えられました。テレビ番組でも紹介された手作りの札もあります。今は森というにはお粗末な広場に細い木が点々と生えているだけ。これが年月を経てどのような森になっていくのでしょう。明治神宮の杜も今は立派ですがこちらも人口のもの。時間をかけてあのようなうっそうとした森に成長したのです。都立明治公園の誇りの杜も木々が生い茂る森になることでしょう。その出発点を目の当たりにしてきました。ここがスタートです。
母校の國學院高校周辺。東京オリンピック開催もあり周辺は大きな変化がありました。都立明治公園グランドオープンは一つの区切りと言えます。この先、銀杏並木を伐採するのかという話題もあります。10代後半を過ごした神宮周辺がどう変わり、そして何が残っていくのか。それを見守りたいと思います。
甲野 功
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