～入籍１５周年記念～

３月２９日は我が家の入籍記念日。翌日の３月３０日に家族でディナーに行きました。場所は昨年も家族で訪れたラビチュード。治療院からもすぐのフレンチレストランです。今年は入籍１５周年の節目でした。

１５年前の２００９年。私は柔道整復師専門学校に通う１年生。２年生への進学を間近に控えていました。その頃、あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師として働いており、午前中は代々木の校舎で勉強、午後から職場に行くという生活でした。平日は学校と仕事、土曜日は一日仕事に専念という生活。年度末に行われた（２年生になるための）進級試験が終わったタイミングで入籍をしたのでした。当時は国家資格を取得して丸２年。柔道整復師の専門学校に通って１年という状況でした。あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師としてもまだまだキャリアが浅く、加えて専門学校に通っているという。それでも結婚に踏み切ったのでした。その決断には２００９年１２月に結婚式を挙げたいという想いがありました。今では時代錯誤かもしれませんが、男性が３０歳を過ぎても結婚していないというのは人間性あるいは社会的に何かしらの問題があるのではないかと見られていました。知らぬ間に親が結婚相談所に登録するところでしたし。そのようなプレッシャーがありました。プロポーズをしたのは前年の１２月。偶然にも二人の誕生日が近かったので一緒に誕生日を祝うときでした。

それから１年後の２００９年１２月６日が大安の日曜日。私は日曜日しか休みの無い職場だったので日曜日に挙式するしかありません。そして互いの誕生日が近いその日が大安。そういうことを気にする私はこの日に挙式をしようと考えました。それから年度末の進級試験を終えて学業がひと段落した段階で両家顔合わせをし、入籍を先に済ませることにしたのです。その入籍日、すなわち区役所に婚姻届を提出した日が３月２９日でした。結婚式の準備は時間がかかるということを聞いていて、先に入籍して一緒に暮らしながら場所や内容を詰めていこうということです。結婚式と披露宴をしてその後に婚姻届を出すパターンもあるのですが、それは大変そうだと敬遠しました。十分な準備期間を設けたおかげで１２月の結婚式は満足のいくものになりました。

ということで結婚記念日と入籍記念日の２つが我が家にはあるのでした。

法的には３月２９日に結婚。この日も大切にしてきました。そして今年は１５周年。

ちなみに１０周年のときは新潟のスキー場で過ごしました。偶然にも新潟は私達二人の父親がともにルーツがある土地です。そのときは春スキーのために宿泊していました。入籍１０周年を東京ではなく新潟で過ごすなんて不思議な縁だと思ったものです。箱根のように頻繁に旅行にいくところではないのですから。そしてその日感じたのは、家族で食事をすることが幸せだということ。入籍したときにはいなかった子ども達とホテルで夕食をとっている。そのことがとても幸せに感じました。

１５周年も家族で外食。結婚した当時から利用しているレストラン。長女が生まれてから赤ちゃん同伴ができないと言われてしばし遠ざかっていました。子ども達も大きくなり４人で行けるようになりました。その状況がやはり嬉しい。もちろん料理は美味しいのですが、何を食べるかよりも誰と食べるか、そしてどのようなときに食べるのかがより大切です。よく言われるのですが、１００倍のお金を出せば１００倍美味しいとはなりません。１杯１０００円のラーメンに比べて１０万円の料理が１００倍美味しいかというとどうでしょう。おそらく３～４倍くらいの美味しさまででしょう。それ以上の違いは判断できないと思います。純粋な味よりもシチュエーションが影響して、何時間も歩いて辿り着いた山の頂上で食べたおにぎりとか、みんなで食べた中学校の給食にでたカレーとかの方が美味しいと感じるかもしれません。そこに味の良さだけでなく、幸せ、という感情が加味される。その日の食事も家族で一緒に食べることが大事でした。

１５年という決して短くない時間を踏まえて。１５年結婚している。子どもが生まれている、育っている。そしてレストランも１５年そこに残っている。新型コロナという困難を乗り越えて。１５年前に両家顔合わせをしたお店はもう無くなっています。東日本大震災もありました。この環境は幸運だったと思えてきます。気が付けば１５年が経過していました。

甲野　功

電話　　　：070-6529-3668

メール　　：kouno.teate@gmail.com

ＬＩＮＥ　：@qee9465q

ご連絡お待ちしております。

家庭・育児のことについて書いたブログはこちら→詳しくはこちらへ