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~日光東照宮~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 日光東照宮
日光東照宮

 

 

私にとってターニングポイントとなった場所、それが日光東照宮。今更ながら日光東照宮を紹介します。

 

日光東照宮ホームページ

 

東照宮。それは江戸幕府を開き現在の東京という街の礎を築いた徳川家康を御祭神した神社のことをいいます。全国に東照宮はあり、有名なところですと久能山東照宮上野東照宮などがあります。三大東照宮という区分があり、どこを入れるのか諸説あるのですが必ず入るのが日光東照宮です。東照宮の最高位にいるといってよいでしょう。世界文化遺産(平成11年)にも登録されている日光東照宮は修学旅行の定番と言える場所。それだけ学生に見ておいた方が良いと学校側が考えるものです。

 

あまりにも有名ですが軽く日光東照宮の成り立ちについて。

戦国の世を終わらせて200年続く江戸時代をつくることになる徳川家康。太平の世と言われ、海外の学者から「miracle peace」と称されるほどの江戸時代。当時年は異例の長寿で元和2年(1616年)、75歳で亡くなります。生前の遺言で死去1年後に日光に祭りなさいとしていました。最初は久能山に埋葬され翌年の元和3年(1617年)に日光に移り祭られました。最初は東照宮ではなく東照社でした。それから30年弱の年月をへて正保2年(1645年)に宮号を賜り東照宮となりました。鎮座したとき、徳川家康はもちろん亡くなっているので取り仕切ったのは息子であり第2代将軍である徳川秀忠。しかし現在も残る煌びやか社殿のおおくは家康の孫にあたる第3代将軍徳川家光によるものです。鎮座してから20年後、寛永13年(1636年)に建て替えられたのです。そのため徳川家光とも非常に縁のある神社です。

 

日光東照宮があるのは栃木県日光市。JRも東武鉄道も駅があります。こういってはあれですが栃木県に2路線も鉄道が通っているのは日光東照宮の存在が大きいと思います。何だったら東武鉄道は日光、鬼怒川という観光地と東京を結ぶための路線ともいえるわけですし。なお伊勢神宮同様、日光東照宮は他の東照宮と区別するため便宜上、地名の日光を頭につけていますが正式には東照宮だけだそう。伊勢神宮の正式名称が神宮のように。ザ・東照宮という感じですね。東京から日光に行くには自動車、鉄道などありますが、浅草から出発する東武鉄道特急スペーシアを利用するのがお勧めです。浅草、東京スカイツリーという東京(というより江戸)の有名スポットから日光を目指して北上する。趣あると思いませんか。海外観光客もこの浅草→日光ルートが多いそうです。江戸城(東京)からみて真北の方角に日光東照宮があります。そのライン上に東京スカイツリーはあります。パワースポットが一直線上に並ぶところをレイラインと呼ぶのですが、このルートも有名な日本のレイラインです。

東武日光駅の方が若干、JR日光駅より日光東照宮に近いです。駅前から土産物屋さんが並び参道が形成されています。日光東照宮までの道中には様々なお店が並びます。その中には私も子ども達も絶賛する日光ぷりん亭もあります。駅前からバスに乗ってもいいのですが体力に不安がないようでしたら歩いて向かうと道中に並ぶお店を楽しめることでしょう。大谷川にかかる神橋の横を通り抜けると日光二社一寺のエリアに入っていきます。輪王寺の先に日光東照宮があり、そこにある建築物はどれも一級品。細かく見ていくと何日もかかるような素晴らしいものです。境内には国宝指定が8棟、重要文化財指定が34棟もあり、合計55棟の建築物があります。細かく触れるときりがないので簡単に有名なものを列記していきましょう。

 

石鳥居(重要文化財)

日光東照宮の玄関と言えるもの。元和4年(1618年)、筑前藩主黒田長政によって奉納されます。この時代に作られた鳥居では最大規模で高さ9.2m。黒田長政の力を現在にも伝えます。鳥居には黒田長政の名前が彫られていることが確認できます。

 

表門(仁王門)(重要文化財)

日光東照宮に入る最初の門で拝観料を支払って入ります。この門の先から有料です。結構急な階段を上っていきます。左右に立派な仁王像があります。この仁王門と奥にある(家光のお墓がある)大猷院の仁王門や夜叉門を比較してみると面白いです。

 

三神庫(重要文化財)

仁王門を通り抜けると眼前と右側に見える建物。上神庫・中神庫・下神庫を総称して三神庫と言います。中に春秋渡御祭百物揃千人武者行列で使用される馬具や装束類が収められています。言ってしまえば倉庫なのですが外側には見事な彫刻が施されています。

 

神厩舎(重要文化財)

神馬をつなぐ厩。ずいぶん前に日光東照宮に行ったときは本当に白馬が中にいました。そして昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が施されています。人の一生を現わした8面で構成されています。この中の「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が非常に有名です。結構、三猿は一つの彫刻と思われがちですが8面あるうちの一つ。一場面なのです。側面にも猿の彫刻は続くので最後まで見て欲しいです。

 

水屋(重要文化財)

神社にある手水舎にあたります。ここの水盤は元和4年(1618年)に佐賀藩主鍋島勝茂公によって奉納されました。余談ですが私の家系は佐賀藩鍋島氏の家老と関係があります。日光東照宮は完璧なものを完してしまうとあとは衰退するだけだから意図的に不完全にしているところがいくつかあります。この水屋にもそれがあるといいます。

 

陽明門(国宝)

あまりにも有名な日光東照宮を代表する門です。日本で最も美しい門とされ、精巧な彫刻、極彩色の装飾は圧巻で見ていると日が暮れるということで「日暮の門」の異名を持ちます。陽明門は真北を向いているので夜はこの頭上に北極星が輝くのです。急な階段を上っていくため見上げます。現世から神界に向かうような気持になります。

 

唐門(国宝)

陽明門をくぐると正面に見える門。陽明門のカラフルな色彩と対照的に白い門です。細かい彫刻が施されていて動物よりも人物が目立ちます。派手な陽明門に目が奪われがちですがよく見ると精密な作りをしています。唐門は通ることができませんが、その先に拝殿、本殿があります。

 

神輿舎(重要文化財)

陽明門をくぐり左側にあるのが神輿舎。春秋渡御祭に使われる3基の神輿が納められています。建物も素晴らしいですが中に納められた神輿も素晴らしいです。

 

御本社(国宝)

本殿、石の間、拝殿からなります。拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。観光客も中に入ることができます。屋内も素晴らしい装飾です。冬は足が冷たいです。

 

廻廊(国宝)

かの有名な眠り猫がある建物です。外壁に国内最大級の花鳥の彫刻が飾られています。国宝でありながら観光客が座り中に入れます。子ども達を連れてきたときはトイレを利用しました。眠り猫の彫刻は国宝で左甚五郎作と伝えられています。誰もが想像以上に小さいなと感じるようです。私も初めて見たときはこんなに小さかったのか、と驚きました。

 

祈祷殿(重要文化財)

御本社の横にあります。他の建築物が目立つのでややこじんまりと目立たない印象があります。結婚式や初宮などのご祈祷が行われます。一般の人も結婚式を挙げることができます。過去に挙式をしているところを見たことがあります。

 

奥宮(重要文化財)

眠り猫の先、坂下門を通り、急な階段を上った先にあります。拝殿・鋳抜門・御宝塔からなる御祭神徳川家康の墓所です。日光東照宮境内で最も高い位置にあります。奥宮はそれまでとは違った雰囲気があります。奥宮についてはまた別に触れてみたいと思います。

 

他にもお化けが出て侍が刀で切りつけた刀傷が残っている石灯篭、徳川家の三つ葉葵紋が上下逆になった灯籠(オランダからの贈り物であったため許されて置かれている)などまだまだ面白い建造物があります。境内には泣き龍のある薬師堂があります。薬師堂は仏教の施設で神道の東照宮境内にあるところが日本の面白いとこでしょう。薬師堂の中にはお坊さんがいて、薬師如来らの仏像が安置されているのですから。

またその装飾も見どころ。精密で無数の彫刻。それで表現されている動物、人物、空想上の神獣など。芸術品としても超一級です。私は写真撮影が趣味ですが絵になるものばかりです。彫刻について触れると本当にきりがないわけです。

 

十数年前。この仕事に就いた新人の年。仕事に行き詰まり体調を崩しました。そのとき日光東照宮を参拝したのですが運気が大きく上がりました。そこから本格的に神社仏閣巡りをするようになります。誰もが一度は訪れてほしい日本が誇る場所だと思います。

 

甲野 功

 

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