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~モクサアフリカジャパンinアースデイ東京2024~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 アースデイ東京2024
モクサアフリカジャパン アースデイ東京2024

 

 

先週末、渋谷の代々木公園で行われたアースデイ東京(EARTHDAY TOKYO 2024)に行ってきました。

 

アースデイ東京2024

 

アースデイ東京は『立場を超えて、多世代が交流しながら、学び合う場だけでなく、発表する場、活躍する場をつくっています。』という地球のことを考えるイベントです。昨年は新型コロナが明けて4年ぶりに開催されました。例年この4月に開催されます。

アースデイ東京にはモクサアフリカジャパン(MOXAFRICA JAPAN)がブースを出しています。

 

MOXAFRICA 日本語サイト

 

イギリスにモクサアフリカ(MOXAFRICA)というチャリティ団体があり、その日本支部がモクサアフリカジャパンです。お灸によって結核の予防及び治療を推進する団体です。モクサアフリカの創設者はイギリス人なのですが灸の研究で医学博士を取った故原志免太郎氏の研究から結核治療におけるお灸の有効性を追求しております。おそらく日本人でも原先生のことを知っている人は稀でしょう。専門家たる私もモクサアフリカジャパンの活動で知ったくらいです。イギリス人が日本人の功績からお灸に夜活動をはじめ、いわば逆輸入された形です。

 

そのモクサアフリカジャパンがアースデイ東京でブースを出しました。どのようなものだったのか主催者側のブログに書かれています。

 

モクサアフリカジャパン ブログ>2024アースデイ東京、無事終了しましたっ!

 

モクサアフリカジャパンはアースデイ東京に参加した2018年2019年2023年そして今年も私は足を運んでいます。屋外に設置したテントで不特定多数の来場者に対して艾を捻る直接灸と温灸の体験をしてもらいます。その施術対価や物品販売で得たお金を寄付にあてています。またモクサアフリカの活動を周知する活動をしています。毎年鍼灸師や学生らがボランティアで参加します。今年もボランティア募集をかけましたが早々に定員に達したようです。

 

毎年様々な発見と出会いがあります。2018年は当時としてはまだ浸透していなかった鍼灸業界におけるSNS広報活動が存分に発揮されていました。Facebookでの事前告知、インスタグラム投稿を意識したパネル作成、旧Twitter(現X)でのリアルタイム投稿。その頃の鍼灸団体の対外活動というと失礼ながら中高年のベテラン鍼灸師がマニアックなことをしているという印象でした。若い、そして流派、業界団体、学校といった既存のコミュニティにとらわれないメンバーがこのイベントのために集まり協力するという風通しの良い、新しい光景を生み出しました。このときは『お灸×アート』という斬新なコンセプトを打ち出しました。

 

2019年のときは大学生の頃からずっと国際協力畑にいる妻を連れてブースに訪れました。妻はアースデイ東京のこと知っていまし、NGO団体の関係でモクサアフリカジャパン関係者にも共通の知り合いがいました。普段は鍼灸師という術者が国際貢献という異なる立場を意識するきっかけになります。イベントの性質上とても外国人来場者が多いのです。そこで英語で説明する必要に迫られ、英語が話せる鍼灸師が活躍します。

 

昨年2023年は4年ぶりの開催ということで業界関係者のリアルでの(オンラインではない)交流が目立ちました。教員養成科時代の同期に鍼灸マッサージ科時代の同期。母娘で参加する先生や鍼灸学生さん。鍼灸は、いわば究極の対人サービスです。やはり面と向かって触れ合うことが大切。数年ぶりに再会した人も少なくなく、またコロナ前の活気が戻ってきたと感じました。このときは長女も連れていきました。まさかのゲリラ豪雨に見舞われ、テントで雨宿りをしながら関係者の小さなお子さんが飽きないように折り紙を長女が折ってあげました。これも貴重な経験でした。

 

4回目のとなる今年。人との交流を求めて会場に足を運びました。アースデイ東京(代々木公園会場)は土日の2日間行われます。土曜日は仕事があったのですが、進学を考えていて当院に話を聞きに来た方がボランティアで参加していることを知り、夕方終了前に会場に向かいました。そこで毎回この会場で会う先生方に初めて会う参加者、立ち話をしました。モクサアフリカジャパンのブースのすぐ近くに指圧のブースがあり、日本指圧(浪越学園)卒の知り合いの先生もいました。顔なじみの進学希望の方と話すと鍼灸専門学校の学生さんを紹介してくれました。名刺を渡すと私やあじさい鍼灸マッサージ治療院のことを知っていました。嬉しかったです。その学生さんから経穴(いわゆるツボ)の覚え方が分からないという相談を受け、少し解説をしました。ほどなくしてイベント終了時間になり、翌日も教える約束になりました。その場で初めて会った、出身校も違う方ですがこういう出会いがあるのがアースデイ東京モクサアフリカジャパンのブースです。

 

翌日曜日。午前中から会場に行きました。またよく行動を共にする鍼灸学生さんに会いました。今日は前日受けなかった直接灸を体験します。今年のテーマを「灸術を高める」と設定し、直接灸を練習・研究しています。艾を捻る直接灸を体験するいい機会です。なお毎回ボランティアで参加しないのですかと聞かれるのですが、まだ艾を捻る直接灸をするだけの技量が無いと考えています。自身で納得できるレベルになったらボランティア参加したいと思います。そして前日の鍼灸学生さんと合流。2時間半ほぼ経穴の説明をしました。何の教科でも同じですが積み重ねが大事で複数の項目から理解して覚えていかないといけません。字面だけを眺めていても頭に入らないので東洋医学概論や解剖学、生理学とつなぎ合わせて考えることを解説しました。私にとっても復習になり、人に説明することの難しさを実感しました。

 

その後、帰宅します。

 

午後は昨年行って良かったという長女を連れて、再び代々木公園に戻ります。アースデイ東京は様々な催し物があり美味しい料理も多数あります。長女はソーセージやスイーツが食べたいとのことでした。午後は長女のペースに合わせることにします。原宿駅から明治神宮の前を通ります。代々木体育館のイベントと重なり大混雑。海外観光客でごった返していました。普段利用する新宿とは雰囲気が違います。コスプレしている人が見受けられます。今や世界にkawaiiを発信する原宿は文化流行の最先端という感じです。代々木公園までやっと到着すると午前中以上に外国人だらけ。まるで海外にいるかのような。そこでクレープ、フランクフルト、アイスなどを長女と食べました。料理を食べる場合は食器をレンタルしないといけません。レンタル代がかかり、使用が終わったら返却します。SDGsの観点からこのような取り組みがなされています。食べ歩きのあとは出店を眺めます。根本的なテーマはありますがお祭りであるので本当にたくさんの出店がありました。ステージではバンドの生演奏も。

 

最後に再びモクサアフリカジャパンのブースへ。入学前から関りのあった鍼灸専門学生さんと今年入学した学生さんと進学予定の方が交流していました。この3名を合わせたいなと以前から期待していたので、これを機に面識が持ててよかったです。知識(研究により判明したことが上乗せされる)は後輩になればなるほど上になります。私が鍼灸専門学校に入学したのはちょうど20年前。その頃と今では習う内容は量・質どれも増しています。国家試験の問題内容も遥かに難しくなっています。この先免許を取る今の学生さんの方がベースは私より上でしょう。次世代にいつも期待しています。学生たちが現場に出ているキャリアがある鍼灸師たちと交流できる場がアースデイ東京のモクサアフリカジャパンであります。

 

甲野 功

 

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