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~続・続・続・藍を集める~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 藍染のネクタイ
藍染のネクタイ

 

 

当院に来たことがある人は気付いているかもしれません。院内に藍染のモノがあることを。

 

紫陽花(あじさい)の語源は「藍を集める」という説があります。詳しくいうと「あじ」は「集まる」の“あつ”、「サイ」は藍色を示す“真藍(さあい)”を意味しており、小さな青い花がたくさん集まって咲く様子を「藍色が集まったもの」を意味する「集真藍(あづさい)」が訛ったものと言われています。諸説ありこれが定説ということではないようで、万葉集には“あじさい”に「味狭藍」や「安治佐為」といった漢字が当てられているようです。また漢字の“紫陽花”はどうしてできたかというと、唐の詩人白居易が招賢寺というお寺を訪れた時に、そこにあった紫色の花を「紫陽花」と名付けたからという説があります。普通に読めば(しようか)となるでしょう。それを(あじさい)と読むようにしたのはセンスがあると思われます。

 

というわけで好きな花である紫陽花から屋号に“あじさい”を採用し、その語源を知ることで藍色が関連すると知りました。奇しくも子どもの頃から最も好きな色は青。ちなみに東京理科大学4年生のとき研究室で研究していたのが青色発光ダイオードでした。藍色は別名ジャパンブルー(JAPAN BLUE)と言われ古典的な日本独自の色とされます。青色発光ダイオードを発明し実用化に至ったのが日本人であることを踏まえると奇妙な偶然を感じます。というわけで開業したら藍染のモノを使いたいと考えていました。

あじさい鍼灸マッサージ治療院を始める前から藍染が好きだったので開業時にはもう幾つかありました。それが施術室と待合室の境にある暖簾と曇りガラスを覆う布です。この2つは10年前の開業当初からありました。その後、色々な場所で藍染を集めてきました。

 

そこで問題になるのが生活圏に藍染を売っているお店がないということ。手間が掛かるので安いものではありません。工芸品に分類されるでしょう。デパートや雑貨店などで一時的に置いてあるところはあるのですが、常時商品を揃えている専門店が近くに無いのです。今ならネット通販でいくらでも注文できるのですが、やはり現物をその目で見て購入を決断したいという気持ちが強くあります。はっきり言って業務と直接関係のないものです。だからこそこだわり納得したものを院内に置きたいわけです。

これまで知っている藍染専門店は鎌倉の長谷伊勢のおかげ横丁の2か所です。例外で石垣島の空港に入っている土産物店で八重島藍の品物が売っていたこと。石垣島では藍染の名刺入れを購入したのでした。他に鎌倉ではコースターを購入しました。そして最も藍染を買うのが伊勢神宮の前にあるおかげ横丁、そこにある「もめんや藍」です。

 

もめんや藍

 

ここ以上に藍染を扱っているお店に出会ったことがありません。それくらい商品が充実しています。人生の節目に行うお伊勢参り。その度に藍染をこちらで購入しています。これまでにトレーアルバムペンケース長財布巾着などを買いました。今回のお伊勢参りでももちろん「もめんや藍」に足を運び、藍染をみてきました。

そして選んだのが藍染のネクタイです。院内で使う日用品はほぼ揃えてしまいました。そうなると別のものに目がいきます。気になったのは藍染のYシャツ。ただ少々値が張ります。必要か?と考えると見送ることにしました。藍染はやはり手間暇がかかるので比較的高価です。洗濯時の色落ちを考えると気をつけないといけないです。まだその時期ではないと思いました。その代わりに気に入ったのがネクタイ。普段も青のネクタイを締めることが多いので趣味に合います。複数のものから2つに絞り、しばし悩んだ末に選んだものです。これは既に持っているトレーと同じ柄。面白いと思います。

手触りがよくいい物だと分かります。大学の部活(舞踏研究部)では大会は正装で参加するというルールがありました。そのため大学1年生の頃から頻繁にネクタイを締めて活動していました。社会人になる前からネクタイはとても身近にありました。高校は学ランだったので大学からですが。オシャレに興味がない男性でもネクタイ、腕時計、ベルトは気にするもの。社会人になると仕事上の関係でより気を遣うものです。大学の同級生で彼氏に面白い柄(キャラクターがプリントされた)のネクタイをプレゼントしたらフラれたというエピソードを聞きました。それは納得できるなと思いました。普段ネクタイを締めることはありませんが大事なアイテムです。

 

今回手に入れた藍染のネクタイ。たまにあるネクタイを締める機会に活用します。10周年記念でもありますし。出番が来るのを楽しみにしています。

 

甲野 功

 

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