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~京都 延暦寺西塔~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 延暦寺西塔
京都 比叡山延暦寺 西塔

 

 

日本仏教の母山とも称され天台宗総本山京都の延暦寺法然栄西親鸞道元日蓮ら多くの名僧が修行しました。戦国時代に織田信長が焼き討ちにしたほど強い影響力を持っていた延暦寺。広大な境内から東側の「東塔」、西の「西塔」、北の「横川」の三塔に分かれています。各々に本堂があります。前回は東塔を紹介しました。今回は西塔です。

 

西塔(さいとう) | 境内案内 - 天台宗総本山 比叡山延暦寺

 

西塔は東塔から北へ1km程のところにあります。私は東塔から歩いて行ったのですが山道を下っていき想像よりは遠く感じませんでした。徒歩20分とありましたが山岳部の経験が活きました。東塔は最澄が開きましたが西塔は第2世天台座主寂光大師円澄が開きました。広大な延暦寺。複数の僧によって広がっていったのでしょう。

 

東塔から山道を歩いてしばらくすると坂道を下っていきます。その先に見えてくるのが浄土院。所属地域は東塔になりますが西塔の方が近いように思います。煌びやかではありませんが非常に手入れされたお庭です。国重要文化財に指定されています。浄土院には最澄の御廟(お墓)があるのです。ある意味では延暦寺で最も重要な場所。十二年籠山の僧(12年間延暦寺を絶対に離れないという誓いを立てた僧)が毎日、奉仕しているといいます。国重要文化財に指定されています。

 

浄土院を過ぎて更に山道を進むと左手に箕淵弁財天が現れます。苔が生した境内と苔が付いた鳥居。お寺の境内にも神社があるのが日本らしいところ。その横に親鸞聖人ご修行の地真盛上人修学の地があります。他宗派の開祖もここ延暦寺で修業したことが伺えます。道を挟んで向かい側には聖徳太子と縁のある椿堂があります。

その先には非常に特徴的な姿をした常行堂法華堂にない堂(担い堂)です。同じ形をしたお堂が廊下によって繋がっているのです。かの弁慶が両堂を繋ぐ廊下を肩に入れて担ったという言い伝えがありにない堂と呼ばれています。天台宗の修行を行う場所です。向かって左側が常行三昧を修行する常行堂(御本尊は阿弥陀如来)で右側が法華三昧を修行する法華堂(御本尊は普賢菩薩)です。

にない堂を過ぎると左側に恵亮堂、右側に西塔政所があります。恵亮堂は京都の妙法院を創建した恵亮和尚(800~859年)を本尊として祭っています。

その先は西塔の本堂にあたる釈迦堂(転法輪堂)があります。転法輪堂が正式名称なのですが本尊の釈迦如来にちなみ釈迦堂の名が一般に知られています。延暦寺に現存する建築中最古のもので国重要文化財となっています。もとは延暦寺とライバル関係にあった三井寺の金堂でした。それを豊臣秀吉が文禄4年(1595年)にここ西塔に移築しました。

釈迦堂の横で少し坂を上ったところにあるのが西塔鐘楼です。国重要文化財に指定されています。

東塔に比べると西塔は山深いところにあり本当に修行の場という雰囲気を感じます。にない堂の美しさと歴史のある釈迦堂の大きさ。自動車がない時代にこの山奥にこれだけの建物を建てたことに驚きます。そして数百年の単位で残っているという。延暦寺の歴史と本質が見られるエリアが西塔ではないでしょうか。

 

甲野 功

 

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