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~長女とKanako個展『絵具の滑走路で逢いましょう』へ~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 Kanakoさんの個展へ
Kanakoさんの個展に長女と行きました

 

 

先日、自宅からほど近い江戸川橋のHuBaseで開催しているKanko Yamaguchiさんの個展に長女と行きました。

 

Kanakoさんは武蔵野美術大学を卒業したフォトグラファーです。もう7年前になりますが、当院のホームページ掲載用の写真撮影をお願いしたことがありました。学生競技ダンス経験者だった関係で被写体、カメラマンのアルバイトを募集し後輩の伝手で参加してくれたのです。在学中から写真撮影をしていたようです。当院のホームページに使われている写真のいくつかはKanakoさんが撮影したものですし、何枚か被写体で登場しています。

 

SNSでKanakoさんが個展を開くことを知ります。

 

個展『絵具の滑走路で逢いましょう』

期間:6/10(月)〜6/16(日)

会場:江戸川橋駅近くのHuBase

 

場所を見ると東京都文京区江戸川橋。かなり近いです。かつて撮影の手助けをしてもらったので顔を出してみようと軽い気持ちでした。ところがその内容をきちんと見てみると。写真作品に絵具で手を加えているといいます。これを知ったときに、長女に見せたいという気持ちが芽生えました。長女は私の影響もあり一眼レフカメラで風景写真の撮影を小さい頃からしています。また絵を描くのが得意です。液晶タブレットを使ったデジタル画もしますが画用紙に描く実際の絵も描きます。その両方を使っている作品。そこに美大卒の感性が加わっている。長女に見せておきたいという気持ちの方が上回っていました。長女に行ってみないと提案し、会場に足を運んだのでした。

 

神田川近くにHuBaseがありました。中に入るとKanakoさんが居ました。ちょうど他にお客がいなくて色々と解説してもらいました。事前に写真撮影をする。それを印刷する。そこにアクリル絵具や岩絵具で手を加えます。その原画を更に一眼レフカメラで撮影してデジタルデータにする。それを再び印刷しているという。絵具について私より詳しい長女。岩絵具の青色はとても高価であることを知っていました。アクリル絵具と水彩絵具の違いを私はよく分かっていなかったのですが、長女はなるほどと聞いていました。プリントした光沢紙に絵具を重ねるのですが、家庭用プリンターだと紙に印刷した下の色が滲んでしまうとのこと。業者で印刷したしっかりとした紙とインクのものが好ましいということでした。

展示作品の他に、ちょうどたまたまその日から会場に持ってきたらしいのですが、原画も見ることができました。上から絵具を重ねている様を。絵具の凹凸があります。デジタルにはないアナログの線や色合い。絵具の混ざり方。絵を描く長女には私よりずっとどのように描いているのか理解しているようでした。実際のモデルさんを敢えて塗りつぶし海に映った影を残す。波模様に手を加えて。展示作品だとどこが絵具なのか判別しにくいところも原画だと分かります。二人であれこれ感想を語りました。

 

会場には珍しいカメラが展示されていました。長女や私が持っているのは一般向けの、いわば大手メーカーの一眼レフデジタルカメラ。蛇腹式のカメラや、私が幼い頃目にしていたコンパクトカメラと一眼レフカメラの中間にあるようなサイズのもの。フィルムのカメラもあるようでした。昔は24枚撮りや36枚撮りのフィルムをセットして撮影していました。現像しないとどのように映っているか分からない。初めてみるカメラに長女が驚いたようでした。

また来場する方はフォトグラファーが多いようでスマートフォンでなく小型カメラを携えています。タトゥーが入っている人も。長女はKanakoさんの服装と顔立ちに、ちょっと普通の人と違う、芸術家の雰囲気を感じ取っていました。オーラがあるという。なかなか普段出会うことが無い方と接したことで影響を受けたようです。

 

会場を後にして帰宅しているときに、Kanakoさんの写真集気になったなら買ってあげようか?と長女に尋ねると欲しいとのこと。そして作品に挑戦しようということになりました。普通の光沢紙を家庭用プリンターのインクジェット印刷をすると絵具で写真がにじんでしまうと聞きました。業者で印刷した銀塩印刷のものがいいと。そんなものがあるのかと考えたら、ありました。私の母親、つまり長女の祖母はアマチュアカメラマンでたくさんの作品を公募展に応募してきました。その過程で大量の大きく引き伸ばして印刷した写真があるのです。もう要らないものをもらってきて、それに絵具を重ねてみればいいだろう。そう私は考えました。そこで翌日、私は再び個展会場に行き、Kanakoさんの写真集を購入。そのまま自宅に行き、母から要らなくなった写真作品から良さそうなものを数枚選んで持ち帰りました。

 

長女はアクリル絵具で手を加えます。ところがいきなり写真に描くのを躊躇して保存用のビニールシートの上に描きました。質感は変わらないと言っていました。そのおかげか元作品をそのままで加工したものが完成。シートから出せばビフォアーアフターが簡単に分かります。怪我の功名ですが、これはこれで面白いなと私は感心しました。一つ新しい表現方法かもと。そのうち自ら撮影したものに絵具で手を加えたいと長女は考えています。

 

たまたまの縁ですが素敵なきっかけになりました。本物、そしてそのクリエーターと僅かな時間ですが交流できた長女。人生が豊かになるきっかけになることを願います。

 

甲野 功

 

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