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~叡山ケーブルカー~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 叡山ケーブルカー
叡山ケーブルカー

 

 

連日の猛暑。ここ数日東京は最高気温35℃を下回る猛暑日を免れています。他の地域はより気温が高いところがありますが。暑いことで有名なのが京都。盆地であるため夏は暑く冬は寒い。夏も冬も京都に行ったことがありますが、夏の暑さは本当にこたえます。あまりの暑さにオーバーツーリズムが問題視される京都から観光客が減っているといいます。かく言う私も毎年京都を訪れているのですが、今年は夏に行くのは身体的に危険だと判断しています。

その京都ですが涼しいところもあります。盆地という事は周囲を山に囲まれているという事。市街地から少し移動すれば山になります。京都の中心地から北東の方角には比叡山があります。御所の鬼門(丑寅の方角=北東)を守るために置かれたのが比叡山延暦寺。仏教界の名だたる高僧が修業した日本屈指の霊場です。比叡山には昨年春に単身訪れました。その時は出町柳駅から叡山電鉄に乗り八瀬駅へ。そこから歩いて叡山ケーブルカーに乗り換えました。そのときに利用した叡山ケーブルカーが凄かったです。

 

叡山ケーブル・ロープウェイ

 

以前、箱根登山ケーブルカーを紹介しました。険しい箱根の山を登るために造られたケーブルカー。強羅駅から早雲山駅を結びます。その箱根登山ケーブルカーよりも遥かに長い距離を進むのが叡山ケーブルカーです。正式名称を「京福電気鉄道鋼索線」。鋼索線とはケーブルカーのことです。

八瀬駅から終点ケーブル駅までの標高差は561m。この数字は日本一。路線距離(営業キロ)は約1.3kmで所要時間を9分間。日本最大のケーブルカーです。ケーブルカーに9分間も乗るのはなかなかです。箱根登山ケーブルカーは途中駅がいくつかあるので乗車時間はそれ以上になりますが。また神奈川県伊勢原の大山にあるケーブルカーも駅があるので終点までの乗車時間は長くなります。東京都八王子市の高尾山のケーブルカーもここまで乗っていません。これまで乗ってきたケーブルカーの中でも特に乗車時間が長いのが叡山ケーブルカーなのです。

 

険しい山の斜面を真っ直ぐ登っていくのがケーブルカー。登山電車や車道では勾配がきつくなるので斜面に対して斜めに進みます。ロープウェイならば空中を通ります。ケーブルカーだけが山の斜面を最短距離で進んでいきます。そのため山をどんどん上がっていく実感が一番あります。私は高校の時山岳部でしたし、小学校までは父親に連れられて多くの山を登ってきました。山を進む苦労をよく分かっているのでケーブルカーの凄さを痛感します。この斜面をそのまま進んでいくのだからと。乗りながら比叡山の険しさを体感しつつ、戦国時代に織田信長はよく比叡山を登り延暦寺に攻め込んだものだと思いました。このようなケーブルカーなど無い時代に。ケーブルカーの次はロープウェイを使わないと延暦寺までたどり着かないといけないのに。

 

叡山ケーブルカーの歴史は大正時代までさかのぼります。大正11年(1922年)に鉄道免許状がおり、3年後の大正14年(1925年)12月に西塔橋(現在のケーブル八瀬)から四明ヶ嶽(現在のケーブル比叡)間で開業を開始します。大正時代にあれだけのものを造っていたのです。険しい斜面の工事は相当苦労したことでしょう。昭和に入り昭和17年(1942年)に運営会社が変わります。第二次世界大戦中の昭和19年(1944年)に運行を休止し、戦後の昭和21年(1946年)に再開しています。

叡山ケーブルカーに行くには叡山電鉄八瀬駅から少し歩いてケーブル八瀬駅までいかないといけません。途中川がありのどかな風景が広がります。大混雑する日曜日の京都でしたがあまり人がいなくてのんびりしていました。

 

ケーブルカーの車体は黒を基調とした黄色が入ったものでした。それに乗り込むと途中入れ替わるための複線になっている部分がありますが単線のままぐんぐんと山を登っていきます。10分足らずでケーブル比叡駅に到着します。ケーブル比叡駅は昔ながらの駅舎でアナログの時計が印象的です。比叡山千日回峰修業の写真が飾っているところがそれらしいです。行きも帰りもそうですが車体がすれ違うところはケーブルカーの楽しいところ。ついつい見入ってしまいます。登りと下りでは印象がかなり変わります。下る方が景色が眼下に広がり凄いなと思いました。

 

京都の中でも外れと言える比叡山。その険しい山を登るのに利用される叡山ケーブルカー。日本最大のケーブルカーは迫力があり、それ自体がアトラクションでした。

 

甲野 功

 

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