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~京都 宇治川~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 京都宇治川
京都 宇治川

 

 

ほぼ毎年京都を訪れています。親類の修学旅行が今月あり、奈良・京都だそう。私は中学校の時の修学旅行が東北、高校は中国、九州地方だったので典型的な奈良・京都が修学旅行先になるのは羨ましく思います。ただ中高生のときに行ってもその良さ、奥深さは理解できなかったとも思います。修学旅行では一応授業で行き先のことを調べて、帰ってきてからも訪れた場所についてまとめるということをすることでしょう。私自身は中高の修学旅行でそれをしたのかさっぱり覚えていないのですが。

 

京都ですが去年、一昨年はそれぞれ一年に2回京都に行きました。一度は個人で回り、もう一回は長女と一緒に。そして2年前のときは同じ年に二度も京都宇治に行きました。そのときは4月に単身平等院を訪れて有名な鳳凰堂を写真に納めました。それを見て長女も写真を撮りたいということで秋に一緒に行ったのでした。京都に何度も行っていますが宇治エリアはその年が初めて。同じ年にまた宇治に行くとは思いませんでした。宇治と言えば宇治抹茶、平等院が想起されるでしょう。この2つは圧倒的に印象が強いのではないでしょうか。それらに比べると印象が薄いかもしれませんが宇治川も有名です。今回は京都宇治を流れる宇治川を紹介します。

 

京都に乾杯 宇治川とは?

 

文明は川沿いにできると言います。かつての世界4大文明はみんな大河がそばにありました。川は水があり、かつ海水ではなく真水。人間が暮らすには水が必須です。また運送に川は適しています。東京というか江戸も川が多く、川を利用して発展してきました。京都も同様に鴨川、桂川など代表する川が街並みに溶け込んでいます。宇治は京都市内中心部(JR京都駅付近)からみると南側。南下したところにあります。そこに流れるのが宇治川です。京都府南部を流れる長さ約25kmの川。宇治川は別名で淀川の一部です。淀川は琵琶湖から流れる唯一の川。琵琶湖の南側から滋賀県、京都府南部、大阪府北部を通過して大阪湾へと注ぐ長さ75kmの一級河川。琵琶湖から流れたばかりの滋賀県では「瀬田川」、中流の京都府に入ってからは「宇治川」と名前を変えます。そして、下流の大阪では「淀川」となるのです。正確には大阪府の府境・大山崎町付近で木津川と桂川と合流して淀川となるのです。これだけ長い川ですのでJR奈良線宇治駅からの道のりでみてみましょう。

 

京都駅からJR奈良線に乗ります。紅葉が有名な東福寺伏見稲荷大社のある稲荷駅を通り過ぎて南下していきます。宇治駅に着く手前で宇治川を渡ります。線路の近くには宇治橋が掛かっています。JR宇治駅を出て、大通りから一本入った宇治橋通りに出ます。電車で来た方向に戻るように通りを歩いていきます。道中には有名なお茶屋が並びます。京都らしい景色が広がり、老舗店の軒先が貫録を出しています。宇治川の手前で右に曲がり平等院表参道を進みます。ここは更にお店がたくさんあって城下町のような雰囲気。わくわくします。平等院の入り口を横目に進んでいくと宇治川のほとりに出ます。橘橋から橘島に渡り、更に歩いて朝霧橋を渡ると宇治川の対岸に着きます。そこには宇治神社があります。

 

宇治川に縁があるものと言えば紫式部。今年の大河ドラマは紫式部です。紫式部の『源氏物語』の中で「宇治十帖」の舞台にもなっております。朝霧橋のたもとには宇治十帖の像があります。今年は一層観光客多く訪れているのではないでしょうか。源氏物語以外にも豊かな自然に恵まれた宇治は古くから『日本書紀』や『万葉集』など多くの歌にも詠まれました。平安時代は宇治橋周辺を中心に貴族の別荘地として栄え、藤原道長の別荘「宇治殿」は平等院鳳凰堂へと改修されるのです。平等院は宇治上神社とともに平成6年(1994年)にユネスコ世界文化遺産に登録されました。宇治川やその周辺は文化的な価値が高いのです。

 

歴史に目を向けると平安末期の「宇治橋の戦い」や「宇治川の戦い」の舞台となりました。時代が下って豊臣秀吉は文禄3年(1594年)、伏見城の築城を契機に宇治川や淀川の付け替えなどの大規模な治水工事が行いました。琵琶湖の流れを受けるため水害が多かった宇治川。中でも宝暦6年(1756年)の大洪水、昭和28年(1953年)の台風13号による水害が有名です。この台風被害を機に宇治川の治水事業が進展することになります。昭和39年(1964年)に天ヶ瀬ダムが建設されます。このダムで水量調節を行うことができるようになりました。

 

宇治という文化、歴史の土台となった宇治川。今も美しい姿を残しています。それこそ平等院や宇治上神社ができるはるか以前からそこにあったのでしょう。橋の上から眺めた宇治川は雄大で渡月橋からみた桂川とも違った光景でした。より自然が残っていて古の宇治を残していると思いました。

 

甲野 功

 

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