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~我が家のドラゴンボール復興~

アニメ ドラゴンボールDAIMA ページより
ドラゴンボールDAIMA

 

 

急に、突然、下の子がアマゾンプライムで『ドラゴンボール』のアニメを見始めました。

 

ドラゴンボール。言わずと知れた漫画家鳥山明先生の代表作。日本人で『ドラゴンボール』を知らない人はほぼいないでしょう。生活をしていればどこかでイラストが目に入ってくるはずです。今年3月に作者の鳥山明先生が亡くなられました。そのニュースは日本よりも海外のアニメファンにより衝撃を与えたように思いました。こんなに海外にドラゴンボールファンがいるのだと思い知らされました。また記憶に新しいパリオリンピック。世界のトップアスリートが日本のアニメ・マンガのキャラクターをパロディしていました。その中でもドラゴンボールに出てくるかめはめ波をする選手が目立ちました。メダリストだから報道されるのであり、もしかしたらテレビに映る以外にもたくさんドラゴンボールのネタを入れていたかもしれません。

 

集英社の週刊少年ジャンプ誌上にてドラゴンボールが連載していたのが昭和59年(1984年)51号から平成7年(1995年)25号。昭和52年(1977年)生まれの私には7歳から18歳の期間。少年時代とともにありました。リアルタイムで連載を読んでいて、中学生の時にスーパーサイヤ人だ、フリーザだ、と同級生と盛り上がっていたものです。この頃はかめはめ波をみんなやっていました。あと魔貫光殺砲とか。昭和の子どもがやっていたことを令和のオリンピックアスリートが世界の舞台でもやっている。その事実に驚かされます。初代のドラゴンボールアニメ(その後のシリーズと区別するために「元祖」といわれる)が放送開始したのが昭和61年(1986年)のこと。テレビアニメから原作のマンガを知ったという人も多かったです。

 

もう知っている世代が減ったと思いますが、少年ジャンプでの「ドラゴンボール」はストーリーマンガではなくギャグマンガとしてスタートしました。今は違いますが当時はストーリーマンガに比べてギャグマンガはページ数が少なかったのです。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のようにギャグマンガでもページ数が多いものもありましたが。話の内容も初期の初期は昭和の小学生男子が喜ぶ内容で、今だとアウトな表現が多数ありました。天下一武道会が始まったあたりから少年ジャンプ王道のバトルマンガに変わっていきます。ページ数が少ないことの弊害としてアニメがすぐに原作に追いついてしまうこと。制作秘話のスピンオフ作品の中で、今週は丸々戦闘シーンだけを描いたとき、アニメーション関係者がこれをアニメにしたら40秒で終わると頭を抱えたという描写がありました。そのためアニオリと後に言われる原作にはないアニメ独自のエピソードをふんだんに入れて時間稼ぎをするようになっていきます。原作を知っているととにかくアニメは先に進まない。誰だこれ?というキャラクターが出てきて何週も引っ張る。そのようなストレスがありました。

 

話を戻して令和の我が家。下の子が連続して”元祖”ドラゴンボールをずっと観ています。私はその様子を眺めています。『鬼滅の刃』や『僕のヒーローアカデミア』、『推しの子』などに見慣れた令和の子どもが昭和のアニメの金字塔(元祖)ドラゴンボールをどのように感じるのか。興味深いです。また私も通った道で子ども達よりも知識があるので話が合います。最近のアニメは分からないということにはなりません。

下の子の感想はとても面白いです。どこかでみたドラゴンボールのイラストは大人の孫悟空ばかり。小さな孫悟空が新鮮のようです。見ていくうちにどこかで耳にしたヤムチャとかピッコロ大魔王とかかめはめ波といったものを改めて知るようです。より今のアニメを見てきた上の子は鋭い感想です。何でオープニング、エンディングテーマが変わらないの?という。今のアニメはクールが決まっていて長編の場合は3か月くらいで一度終了して制作期間を持つようします。さらに期でパートを分けていて期が変わるとオープニング、エンディングが変わります。そのため曲紹介では「アニメ○○の第□期第△クール主題歌です」といった表現をします。昭和のアニメは(平成に入ってもそうですが)一度放送が始まると最終回までずっと放送します。ワンピースは今でもこのシステムで放送していますね。元祖ドラゴンボールの場合、映像を変えることがあってもテーマソングは変わりません。それが上の子には不思議だったようです。そしてヤムチャがこんなに主要キャラクターだとは思わなかったと言います。中盤から強い敵の噛ませ犬としてあっという間にやられてしまう役柄になったヤムチャ。ネットスラングで“ヤムチャしやがって”という言葉があり、情けないものというイメージがありました。そして衝撃的だったのが最初に表れたピッコロ大魔王(年寄りバージョン)。ピッコロ大魔王ってなんかナメック星人に似ているという言葉。ピッコロ大魔王はナメック星人だと知らないことに驚きました。

 

我が家ではこのようなジェネレーションギャップを楽しみながら元祖ドラゴンボール視聴が進んでいきます。もう放送終了して何十年も経っているのに令和の子どもも夢中にされているドラゴンボール。その歴史は深いです。

鳥山明先生は途中からドラゴンボール連載を終了させたかったらしいのですが、あまりに人気コンテンツとなっていた同作。集英社や関係各所の関係でなかなか連載終了はさせられなかったそうです。今はなくなりましたが、かつては引き延ばしと言われた連載がだらだら続くことが少年ジャンプにはありました。読者からみても惰性で続けているなと分かるものもしばしありました。もちろんそれ以上に打ち切りになる作品がありましが。原作が終了してもアニメ作品は続きます。今子ども達がみている(元祖)ドラゴンボールが1986年~1989年。そのまま原作の内容を続けたドラゴンボールZが1989年~1996年まで。このZが最も知られているものです。原作最終回とともにZも放送終了となります。ところがドル箱コンテンツを続けるためにアニメオリジナルストーリーでドラゴンボールGTを開始します。1996年~1997年の間放送されました。私は大学生になっており、原作の方がファンだったこともあり、もう見ていませんでした。GTの放送が終了して10年以上経ったあとにドラゴンボール改(第1期)が放送開始します。2009年~2011年。Zのデジタルリマスター版でストーリーを再構成してストレスを無くしているといいます。中学生当時、延々と前回の振り返りをし、驚く表情のアップを長々と流して、早く話を進めろ!とテレビの前でイライラしたのは制作側も感じていたのだろうなと思いました。そしてドラゴンボール改(第2期)が2014年~2015年に放送されます。もうやることはないかと思いきや鳥山明先生が原案に参加したドラゴンボール超が2015年~2018年に放送されます。12年ぶりの完全新作アニメで未だに需要があることを知らしめました。なお2018年には“ドラゴンボールハラスメント”なる用語が話題となり、過去の作品に過ぎないドラゴンボールを若手に見ておけと迫る老害という図式で扱われたものでした。おっさんはすぐにドラゴンボールで例える、などと揶揄されていた時期でもありました。ところが海外ではドラゴンボールアニメの人気は高く、ずっと売れ続けていたそう。

そして今年10月から新作アニメドラゴンボールDAIMAが放送されます。

 

TVアニメ『ドラゴンボールDAIMA』 ホームページ

 

鳥山明先生が亡くなった年。奇しくも最新アニメが放送される年。日本のアニメ・マンガが大人気のフランスでパリオリンピックが行われた年。そこで急にドラゴンボールのアニメを見始めたうちの子ども。何かの運命なのかと思いました。全巻コミックを持っていたドラゴンボール。成長する過程で処分してしまいました。昔は持っていたよと話したら何で取っておかなかったのと下の子に言われてしまいました。まさか約40年経って我が家でドラゴンボールが復興することになるとは。

 

甲野 功

 

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