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~東京呉竹医療専門学校5号館~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 東京呉竹医療専門学校5号館
東京呉竹医療専門学校5号館

 

 

先月末に東京呉竹医療専門学校5号館で鍼灸マッサージ教員養成科(以下、教員養成科と表記)2年生に向けた特別授業を担当しました授業後に教員養成科の先生が施設見学をしてくれました

 

今年学名を変更した母校の東京呉竹医療専門学校。私は旧校名の東京医療専門学校の鍼灸マッサージ科にちょうど20年前の2004年に入学しました。そこは現在の本館がある場所で四谷校舎と言われるところ。JR、東京メトロ各線が通る四ツ谷駅近く。四谷三栄町にあります。当時、大規模商業施設であるコモレ四谷は存在せず四谷第三小学校らがありました。2007年に鍼灸マッサージ科を卒業。2008年に柔道整復科、2012年に教員養成科に入学します。柔道整復科と教員養成科は代々木駅前にあった学園ビルに校舎がありました。東京医療専門学校は四ツ谷と代々木に校舎が分かれていたのでした。それが今年、四谷校舎本館が竣工。柔道整復科と教員養成科が夏に四谷校舎への引っ越しが完了し、校名変更も相成り、新体制になったのです。

 

現在校舎は本館、1号館、2号館、3号館、5号館とあります。4号館は無いのか?と思われますが色々事情が。まず私が鍼灸マッサージ科時代に通っていたときからある建物は2号館と3号館。この2棟は昔と変わりません。本館および1~3号館は住宅地にあり建物が点在しています。同じ呉竹学園の新横浜校と大宮校は大きなビルですが最初の学校である東京校は住宅地にあったので背の低い建物を複数使用していました。現在の本館があるところには複数の建物があり校舎として利用していたのでした。現在の5号館は学生会館だったそうです。この学生会館はホームページに載っているのですが私は利用した記憶がありません。2018年に新5号館が完成します。続いて2020年に1号館が建て直します。最後に横に広い新本館が2024年に完成したのでした。新しい校舎の外観は竹をイメージして細長い装飾がされています(呉“竹”学園だけに)。

 

この数年に及ぶ校舎建て替えに新型コロナが重なるという不運がありました。元々5号館は教員養成科が入ることを想定して建築されました。その後1号館、本館の建て替えにコロナ禍が襲い三密を避けるという目的で元々分散していた校舎に生徒を分散させることになりました。私は2021年と2022年に鍼灸科、鍼灸科夜間、鍼灸マッサージ科の単発授業を担当しました。そのときは新1号館、新5号館と授業する校舎が変わりました。なお更に別のビルを借りて授業をしていたため教員は授業間の移動が大変だったそうです。このときの5号館は、建物自体は完成していましたが中は混乱していて仮校舎という感じでした。ハードは完成しているがソフトは未完成という感じ。その際に校舎の説明を受けましたが将来教員養成科が入ることを想定していますということでした。職員室も仮という雰囲気がありました。コロナ禍では今後どうなるのか見通しがつかず、想定よりも影響が長引いた感じです。校舎も建築途中で教職員、生徒共に混乱していたことでしょう。代々木校舎の教員養成科、柔道整復科は施設が変わらないのでまだ良かったようです。

 

そしてこの夏に5号館は完全に教員養成科の校舎になったのです。私が授業担当したときはやっと引っ越しがひと段落したという感じでした。まだ段ボールが残っていました。実は3月に東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会が開催した東京都委託施術者講習会の会場として5号館を利用しています。このとき実技室に初めて入ったのでした。色々とありやっと中身が完成した5号館。見学させてもらいました。

5号館は新宿通りに面しており、10階建てで細長い建物です。大通り(新宿通り)に面しているため高さ制限がないのです。これはどういうことかというと校舎のある東京都新宿区は大通りに面しているところは建物を高層にしてよく、住宅街だと概ね5階くらいまでの高さに制限しています。これは火災が起きたときに高所作業車が活動できる道幅があるかどうかと関係しています。新宿通りは大通りなので特別消防車両が活動できる。一方細い道だと入れないので建物は高くできない。新本館では床面積は広いのですが高くできません。反対に新5号館の方は床面積が狭いのですが上に高くしています。対照的です。本館は1フロアに6つの教室が並びます。5号館は教員養成科1年生、2年生が上下に並ぶのです。具体的には上の階からこのようになっています。

 

10階 実技室5101

9階 基礎医学実習室591

8階 実技室581

7階 普通教室571

6階 学生ホール、演習室561・562

5階 職員室、相談室

4階 普通教室541

3階 附属施術所

2階 附属施術所、施術所受付

1階 受付、事務室

地下 清掃室

 

このように各階上下に移動しないといけません。一般の患者さんが来る附属施術所も2階と3階に分かれています。代々木校舎では1フロアーだったのでそれは不便になったと言えます。なおエレベーターも2つに分かれていて外部の患者さんが利用するエレベーターは1~3階しか停まらないようになっています。教員養成科は各学年で座学用教室だけでなく、実技室も個別にあります。つまり1年生専用の実技室、2年生専用の実技室と。自由に実技練習ができることが非常に優れた環境になっています。それとは別に基礎医学実習室という実験を行う実習室があります。ここには私も代々木校舎で使用していた顕微鏡が並んでいました。

設備が新しく各学年に電子レンジが用意されているのも嬉しい配慮です。上下の移動が前よりも面倒だなと思いますが、2年すれば旧代々木校舎を知る学生はいなくなり当たり前のことになることでしょう。もう一つ難点は駅から遠くなったこと。代々木のときは駅出口から見えるまさに目の前でした。5号館は四ツ谷駅から徒歩10分近く。隣の東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅からも歩けるくらいの位置。通ってくる患者さんには負担になっているようです。もちろん通学する学生にとっても。私の場合、治療院からだと直線距離では本館よりも近くなったのですが。

学生の視点でいうと本館、1~3号館とやや距離が離れています。つまり鍼灸マッサージ科、鍼灸科、柔道整復科と物理的距離があります。卒前教育である鍼灸科と卒後教育である教員養成科が近づき新たなシナジーが生まれることを私は期待しています。例えば教員養成科の卒業研究において被験者になってもらう。教員養成科の生徒が鍼灸科の学力面のサポートをするとか。若干ですがこの距離がどう影響するのか。時間を置いて様子を聞きに行こうと思います。

 

本来の意図していた中身になった5号館。日本で最も古い(専門学校の)教員養成科。新しい一歩がこの夏始まりました。新たな歴史がこの校舎から作られていくことでしょう。

 

甲野 功

 

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