～更年期かも？と思う～

男性にも更年期障害がある。ホルモンバランスが変わる過程で起きる。女性の更年期障害がよく知られているが男性にも存在する。俳優の武田鉄矢氏やお笑い芸人のビートたけし氏も４０代でうつ状態に苦しめられたという。男性にも更年期は存在する。

先日の１２月２日に誕生日を迎えて４７歳になった。５０代が見えてきた。中年はもちろんのこと、中高年という括りが間近に迫ってきている。年が明ければ年男。

男性にも更年期があることはもちろん知っていた。医療系の専門学校を３つも出ている。勉強している。ただあまり浸透していない気がする。西欧に比べると男尊女卑の文化が根付いてきたといえる日本だと、おっさんは厚かましくて大雑把で粗暴であるというイメージが強い。そのため男性にも更年期があり更年期障害もあるということが認知されてこなかったよう。

知り合いの人は３０代半ばで最近やる気が出なくなった、疲れやすいと嘆いていた。もちろん男性だ。社交ダンス関係者で、ダンスイベントで会ったときのこと。周りにいるのは元々バリバリの競技選手ばかり。ダンスタイムで後輩から踊りませんかと言われて、断っていた。女性からの誘いを断る男性は社交ダンス業界ではまずないこと。後輩の女性は目を丸くしていたが、その様子で自分は察した。

個人的には５月にあじさい鍼灸マッサージ治療院開院１０周年を迎えて燃え尽き症候群のような心境に。目標達成であり節目となりこれからどうしようかなという気持ち。正確には今年に入ってから意欲が落ちてきていて、５月の１０周年イベントを何とかやり切ろうと奮い立たせていた。それが終わり６月になると気持ち下がることが増える。

何かに取り組もうという前向きな感情が落ちてくる。疲れやすいと感じることが増える。色々と面倒くさいと思うようになる。

これはいかんと強制的にイベントに参加したり、休日一人で旅行して動くよう予定を入れたり、する。毎月の社交ダンス練習会（学連ＯＢＯＧ練習会）、隔月のダンスイベント（学連ＯＢＯＧ同好会）に出席して動く機会を作るようにする。そうしないと体を動かさなくなってしまう。

何か興味あるイベントがあっても誘われないと参加しなくなってきている。まず止めておこうかなという考えがよぎり、やりましょうよ来てくださいよと言われて、よしやるかと腰を上げる。そんなことが増えてきてた。

やらなければならない事務作業も段々後回しにすることが多くなり。義務であるからいつかはやるけれど、初動が遅れてくる。やり始めればできてしまうが持続力は落ちている。以前はもっと早く終えたのに。

体力、気力、持続力の低下を実感する。そろそろ５０歳という年齢になると一段と。もう年だなと内心嘆く数か月。何かのデータで人生の幸福度が最も下がる谷底が平均４８.３歳で４８歳付近が人生で一番幸福を感じないのだとか。

そんな状況の中。最近は上昇傾向にある。誕生日は何だかんだで自分のお祝いになる日。そもそもずいぶん前から生んでくれた母親に感謝する日であると意識を変えていて、年をとったということではない。

東洋医学では陰陽論を必ず習いそれが根幹にある。陰陽転化といって陰が進みすぎると陽に変化することになる。陰極まれば陽と成す、という。現在を受け入れてやっていこうと思うと前向きになってきた。

国内で観光したいところがたくさんあるが、最近箱根、京都と過去に訪れた場所に敢えて再び行ってみることをしている。思い出に浸ることが前向きではないように思えていたが、過去の自分と向き合うことで今の自分とも向き合えるような気がするようになった。

最高気温３０℃以上の真夏日が続いた数か月間のときよりも今は体が軽い。軽い気がする。やれることをやっていこうという達観のようなものもある。まだまだ大丈夫そうだ。

幸いにも体の知識、医学知識は一般の人よりもある。またその対処する技術もそれなりに持っているし、対処できる術者もたくさん知り合いにいる。心身の変化と向き合っていくことができる。

やる気が出なければ出る環境を作ればいい。自分でイベントを企画して走らせる。面白そうな企画に参加する。その結果、本業に繋がることになる。

更年期なのかもしれないがそうでもないかもしれない。

甲野　功

電話　　　：070-6529-3668

メール　　：kouno.teate@gmail.com

ＬＩＮＥ　：@qee9465q

ご連絡お待ちしております。

院長の過去、経歴に関するブログはこちら→詳しくはこちらへ