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~社交ダンス業界の未来を考えるディスカッション~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 名刺と名刺入れ
名刺と名刺入れ

 

 

先日はBDオーナーズクラブの会合に参加しました。

 

BDオーナーズクラブ

 

BDオーナーズクラブとは。「会員制のダンス教室経営者交流会」と定義されています。そう“経営者交流会”なのです。社交ダンスの教室を経営しているオーナーの集まりなのですが、修飾子を省くと経営者の交流会です。ホームページには

本クラブは、ダンス業界を元気にするべく旺盛な熱意と意欲で学び実践しようとする経営者によって構成するクラブです。『スタッフを幸せにする経営』について共に語り、共に学び、共に成長することを目的とします。

とあります。

 

数年前から参加している学連OBOG練習会学連OBOG同好会。こちらを主催、運営しているはBDオーナーズクラブのメンバー。学連とは学生競技ダンス連盟のことです。私は東京理科大学で学連と出会いました。BDオーナーズクラブのメンバーのほとんどは同様に学連出身です。学連OBOG練習会を担当しているのは東京外国語大学卒の金光進陪先生(ラテンアメリカン部門)と武蔵野美術大学卒の本池淳先生(スタンダード部門)で学連OBOG同好会は共に東京農業大学卒の新井健伊稚・由紀子先生が担当しています。

BDオーナーズクラブが主催するビッグイベントとしてS&T Championshipsというものがあります。昨年開催された同イベントにあじさい鍼灸マッサージ治療院として広告を出したところ、「新春社交ダンス体験会」のお誘いを受けました。普通のダンスイベントだと思い参加希望を出しておきました。いつもの学連OBOGイベントの感覚なのかと思っていて。ただBDオーナーズクラブということで学連外の方も来るかもしれないと思い、普段はしないネクタイに名刺を多めに入れて会場にいきました。

 

会場に入るといつもと雰囲気が違いました。本当にパーティーのような感じ。至るところで名刺交換がされていて、初めてみる方から、こちらが一方的に知っているダンス界のレジェンド、まで。これは違うぞと頭が切り替わりました。ダンスシューズを持参したのですがそういう雰囲気ではないなと。ダンスの体験会をしたりプロのデモンストレーションをしたりするのかなと思っていたのですが、まさに経営者交流会という感じ。そこで行われたのは金光先生によるBDオーナーズクラブが行っていることの紹介と、社交ダンス界の未来を考えるディスカッションでした。

私も個人事業主となって10年以上。あじさい鍼灸マッサージ治療院を始めて丸10年が経過しました。あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師という術者(技術者)であると同時に経営を考える立場です。鍼灸マッサージ教員養成科に入学した時点で独立開業を視野に入れていて、学校に通って勉強・練習をしながら経営のことも常に考えていました。2014年4月からは本格的に開業準備に入り、その後も目の前の実務をこなしながらも経営のこと、社会のこと、経済のことなどを学び考える日々です。腕は良ければ勝手に患者は来る、というのは理想に過ぎず(むしろ願望、妄想)常に何かしていかないと経営が成り立たないことをよく理解しています。その経験から社交ダンス業界は時代が遅れているな、と感じることがままありました。

 

私が社交ダンスと本格的に出会ったのは1996年、大学1年生の春で18歳のときでした。大学入学前に公開して大ヒットした映画『Shall we ダンス?』は観ていませんでした。大学の先輩に半ば強引に勧誘されて入った世界です。それから30年近く。社交ダンス業界の変化も見てきましたし、世間を知らない大学生から社会人となりました。正直なところ、前時代的なところが色濃く残っているなという感想があります。そしてじわじわと衰退してきていると。新型コロナによるダメージは非常に大きなものでしたが、それが無くとも業界のパイが減っていることは感じていました。

私は大学を卒業後、2年程アマチュア競技会に挑戦しました。元々強豪選手では無かったのでアマチュアでも大した成績は残せず。会社のストレスで就職した企業を飛び出てこの仕事に就くことを決意したのが社会人3年目の24歳。そこから選手としての自分は捨てていました。競技選手にこだわらず、また実績も無かった分だけ、ダンス界から離れていないがプレイヤーではない分、冷静に客観的に物事が見えたように思います。同世代がターンプロといってプロ選手となり、競技会を勝ち上がっていく様をみてきました。本池先生は学連において1学年上、新井先生は同期と1学年下、金光先生は3学年下と同じ時代に学連生活を過ごした近い世代ばかり。その方々がトップ選手となっていきました。そして競技生活を引退しスタジオ経営にまわる時期となっていきました。本池先生の独立も驚きましたが、金光先生の独立にはもっと驚かされました。それまでの社交ダンススタジオのやり方にはない、破天荒、ある意味常識外のやり方をしたからです。新型コロナで社交ダンス業界が大ダメージを負うなか、斬新なやり方で始まったと思いました。

 

そして今回のBDオーナーズクラブ。元プロフェッショナルラテンアメリカン部門日本一のトップダンサーではなく経営者としての顔が金光先生にありました。

幾つかテーマを出して参加者の意見を求めます。

金光先生は業界最前線にいて環境の変化や先人たちが培ってきた良い面と負の面を詳細に分析して解説します。

社交ダンス外の参加者からは部外者だからこその視点・意見が飛び交います。その内容に私は感心しつつ大いに勉強になりました。また経営者としての先生方の意見。競技会で輝いている姿しか見ることなかったスター選手。業界の行く末を考えた言葉は普段知ることのない一面でした。

 

その後の歓談タイムでは多数の名刺交換をしました。完全に仕事モードになっていました。最近は鍼灸マッサージ関係者としか名刺交換をしなくなっていて、他業種の方とがっちり交流するチャンスはほぼありません。ダンスをするような気持ちは無かったです。その代わりに真剣に業界のことを考えて様々な意見が出ることに感動しました。学連OBOGイベントでは上手に踊ることが念頭にあります。ダンスが優先で“社交”は二の次。何より最初から最後まで競技選手として社交ダンスと向き合う学連出身ばかりですし。対してこの会は主に競技を引退したトップ選手たちが次世代のために何を残していくかも踏まえて考え、意見交換をしています。私も仕事上、社交ダンス業界と接点があるので、自分の立場と知見から個別に話をさせてもらいました。

 

ダンス用の服を着て、ダンスシューズを持参し、社交ダンススタジオに出向きましたが、一歩も踊りませんでした。その代わりとても貴重な場に行くことができました。経営としての社交ダンス業界。BDオーナーズクラブの力を見せてもらいました。

 

甲野 功

 

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