開院時間

平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)

: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)

 

休み:日曜祝日

電話:070-6529-3668

mail:kouno.teate@gmail.com

住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202

~地域散策 文学座アトリエ~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 文学座アトリエ外観
文学座アトリエ外観

 

 

名門演劇団の一つに「文学座」があります。戦前の昭和12年(1937年)に故岸田國士(1890~1954)らによって創設さました。故三島由紀夫もいた劇団です。演劇に興味がなかったのですが、文学座に関わる方が患者さんとして複数名来院したことがその存在を知ることになりました。その名前の通り文学を大事にした劇団だといいます。その文学座が持つ稽古場兼劇場文学座アトリエ。この文学座アトリエは私がずっと住んできた新宿区にありました。しかも貴重な文化財でした。今回は文学座アトリエについて紹介します。

 

文学座アトリエ”TOTUS MUNDUS AGIT HISTRIONEM”

 

場所は東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅とJR信濃町駅の間。慶応大学病院の近くにあります。外苑東通りから少し奥に入ったところです。建築は昭和25年(1950年)と75年前。寺社を除くとかなり古い建物です。一般住宅なら古民家にあたるでしょう。しかし文学座アトリエは劇団の施設。中には劇場があります。

 

建物としては一軒家の木造2階建。チューダー様式の建築物伊藤義次氏によって設計されました。もちろん所有者は文学座となります。そのため一般公開はされていません。しかし文学座が文学座アトリエで公演する際は中に入ることができます。また、たまに一般公開をするときもあります。外観からは想像できない設備があります。私は患者さんが出演するということで何度かこの文学座アトリエで観劇をしています。その度に客席まで形状を変える舞台に驚きます。何度も増改築が行われ進化していると言えます。内装の写真を出せませんが正に異世界という感じです。ライティング設備が充実していて世界観を一瞬に変えます。また通常の劇場のように正面が1面ではなく2面あります。これは舞台に対して2面に客席を作れるようになっているからです。そのような特殊な構造になっているので役者がはける場所も2面取ることができ、たくさん出入りする場所があります。客席を1面潰して正面を1つにすることもあります。

 

新宿区では区内の文化財のうち、特に重要なものを指定文化財保存する必要があるものを登録文化財地域の歴史を継承するために地域によって守られている大切なもの・場所を地域文化財として、保護・活用する取り組みを行っています。文学座アトリエはその歴史と功績が認められて地域文化財(文化・芸術のカテゴリー)に登録されています。

 

新宿文化観光資源案内サイト 文学座アトリエ

 

登録されたのが平成31年(2019年)の3月。令和になる直前。割と最近登録されました。今日現在で新宿区の地域文化材は47施設しか登録されていません。それだけ貴重ということです。文化的な側面もさることながら建築物としても興味深いです。建築科学生には見ておきたいものでしょう。私は姉、祖父が建築士で父も設計に携わっていました。家系としては建築が強いわけです。個人的に神社仏閣巡りが好きで建築物を見るのが嫌いではありません。

 

演劇から知った文学座アトリエですが、建物としても見どころがありました。後から新宿区の地域文化財に登録されていると分かりました。高校時代は毎日この近くを通っていましたが最近まで存在を知らず。隠れた地域の文化財です。

 

甲野 功

 

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