開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
もう終了しましたが熱海梅園で梅まつりが開催していました。ずっとですが、人気の観光地である熱海。箱根によく行く私ですが、結構、熱海にも行きます。結婚前、結婚後。熱海は結婚を決めるきっかけの地でもありました。その熱海ですが熱海梅園が有名です。非常に有名な観光エリアで様々な観光スポットがありますが熱海の定番といえるでしょう。ちょうどこの時期、私は熱海梅園に行ったことがありました。
熱海梅園には熱海駅からバスに乗るか来宮駅から歩きます。体力があるなら熱海駅からでも歩いて向かうといいと思います。というのも当時の内務省の長与専斎が「温泉がよく病気に効くのは、ただその中に含まれている塩気や鉄精にばかり頼らず、適当な運動をするからである」(「熱海風土記」梅園記より)と提唱したことから誕生したといいます。開園したのは明治19年(1886年)のこと。非常に歴史があります。明治21年(1888年)に旅館組合が管理する熱海第二御料地となり、大正13年(1924年)に熱海市が管理する熱海第三御料地となります。昭和20年(1945年)には国有地となり、昭和35年(1960年)に国際観光温泉文化都市建設法により無償で熱海市に払い下げとなります。そのおかげか、年中無休であり、基本無料で入ることができます。梅まつりの期間は有料となります。梅以外にも紅葉や新緑も楽しめます。温泉に浸かるだけでなく適度な運動をしようという創設者の願いが表れていると思います。その面積は4.4ヘクタール(44,000m²:約1万4千坪)。中心を初川が流れます。川を渡る橋が複数あり、漸佳・迎月・雙眉・駐杖・香浮・梅園橋とあります。川と橋があることで風景に変化をもたらします。滝もあり裏側から見ることもできます。その名も裏見の滝ならぬ梅見の滝です。
メインの梅は令和2年(2020年)11月の熱海市発表によれば60品種:計469本もあります。そのうち早咲きは271本、中咲きが103本、遅咲き95本。梅園という名前らしく多種多様な梅を楽しめます。梅以外にも楓(カエデ)類や松類、ツツジや木瓜、寒椿などもあります。そして梅園六名木といって三つ子樟、腰掛欅、石割榊、根なし梅、供養梅、貫一・お宮の梅、とあります。
花、植物以外には複数の記念碑が立っており茂木氏梅園記の碑、新修山新祠碑、やすらぎの塔、中山晋平追憶碑、雨宮敬次郎翁碑、小松勇次像、大塚実氏顕彰記念碑があります。他にも松尾芭蕉らの句碑もあります。建物としては中山晋平記念館や澤田政廣記念美術館があります。
紫陽花以外の花にあまり興味がなかった若い頃に行った熱海梅園。今ならもっと楽しめると思います。花だけでなくその地形や自然造詣も面白い。熱海人気が加速する中、注目度が上がる熱海梅園です。
甲野 功
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