開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
次女と日帰りで京都旅行に行ってきました。
京都は個人的に毎年訪れています。何度行っても見たい場所が尽きません。まだまだ残っています。今回は次女が京都の東寺、五重塔の内部が見たいという希望から始まりました。京都が好きな私は京都観光のテレビ番組をよく見ます。そこで出てきたのが五重塔内部を期間限定で一般公開しているという情報。昨年12月に京都がユネスコ世界文化遺産に登録して30周年を迎えました。それを記念して期間限定の公開をしているといいます。期限は3月18日まで。五重塔の内部映像を観た次女は行ってみたいと珍しく前のめりでした。実は過去に日光東照宮にある五重塔の内部を観覧しています。そのときも期間限定の特別公開でした。心柱が中央にあり、四方を仏像が囲んでいる。京都東寺の五重塔は日本最大。木造建築物全体でも最高の高さを誇ります。その東寺五重塔の内部を映像だけでなくその目で見てみたいというのです。当初は家族で行くという話も出ましたが予定が合わず、長女は京都が好きですが五重塔にそこまで興味がないということもあり、私と次女二人で日帰りで行ってこようとなりました。長女が過去2回、私と二人で京都旅行に行ったことがあります。次女は初めての京都訪問となります。
事前に新幹線チケットを購入し出発と帰りの時間を決定します。行き先は東寺が絶対。あとはその時の状況に任せて臨機応変にするところまで決めました。私は事前に旅の行程表を作り、京都とは、東寺とは、といった簡単な解説を入れておきました。また事前に平安京とはどのようなもの?、東寺というが西寺はないの?、といった質問を次女に与えておいて調べられたら事前調査をしておこうと伝えておきました。家庭内社会科見学です。
当日は東京駅から東海道新幹線に乗り京都へ向かいます。新幹線に乗った記憶があまりない次女。最後に乗ったのはコロナ禍になる直前でした。そのときは名古屋までだったので名古屋から先まで乗るは初めてです。新横浜を過ぎてビルが減る車窓からの風景。名古屋駅につくと一気に高層ビルが増えます。そこから先に進むとより自然豊かな風景。東海道新幹線がどこを進んでいるのかスマートフォンの地図アプリで解説しながら進みました。乗り物酔いがほとんどない次女は長女より気が楽でした。お昼頃に京都駅に到着します。桜が咲く前のこの時期は混雑が少ない時期。あの京都でも想像していたよりは人混みが少なかったです。先にお昼を食べたいという次女の要望から、駅ビル内で昼食をとりました。食べられそうなメニューにカレーうどんや親子丼がありました。周りが外国人観光客だらけの中、二人で食事をしました。
昼食が済むと近鉄線に乗り東寺駅へ。ひと駅なので近いです。東寺には私は過去に訪れたことがあります。そのときは京都駅から徒歩で行きました。一度行っているので分かっています。道に迷うことなく東寺につきました。近づくにつれてその大きさが目につく五重塔。京都のシンボルとして新幹線に乗っていると見える五重塔。山門をくぐる前から次女は一眼レフカメラを出して写真撮影を開始します。私、長女、次女は写真撮影が趣味。全員それぞれ一眼レフカメラを持っています。私も持参しましたし、次女は長女の軽いカメラを借りてきました。撮影は大きな目的になっています。
重要文化財の山門。外からみた講堂、金堂、食堂。巨大な木造建築物を前にバンバンシャッターを切る次女。更にスマートフォンでの撮影も併用して2段構え。最近気づいたのですが次女はスマートフォンでの撮影がとても上手。適当に撮影しているようで構図が絶妙にいいのです。場面ごとに一眼レフカメラとスマートフォンを使い分けています。なかなか先に進まない中、やっと拝観料を払って有料エリアに入場します。五重塔内部の拝観はもちろん、金堂、講堂、観知院全てに入ることができる共通券を購入しました。写真撮影は外しかできないので庭園や外観だけです。それでも初めて見る歴史的建造物、そしてその大きさに目を輝かせながら写真撮影をしていきます。花が咲いていない殺風景の池も次女にとっては格好の被写体のようでたくさん撮影をしています。私は被写体に対してあまりシャッターを切らないのですが次女は長女と同じように色々な角度から何枚も撮影していきます。走り回って撮影する姿は微笑ましいです。
そしてやっと五重塔へ。すぐ近くでみるとその高さに圧倒されます。日光東照宮のものとは大きさが違います。そして遂に内部へ。私も前回東寺に来たときは内部の拝観はできませんでしたから初めての拝観です。かなり急な石階段を上って内部へ。仏像の数、壁の壁画、装飾。圧倒的でした。数多くのお寺をみてきましたが京都は特にスケールが大きいです。比叡山延暦寺や天龍寺など。それに比べてもまた別格のような内部でした。徳川家光の時代から残っているというが信じられません。細やかな装飾と巨大な仏像。それも四方にあります。中央は心柱があります。日光東照宮の五重塔は心柱が浮いていましたが東寺のそれは石の上に乗っていました。次女が見たくて京都までやってきた五重塔内部。二人で凄いねと話しました。
五重塔から出るとまた写真撮影を再開する次女。とにかく撮影が楽しくて先に進みません。そろそろ行こうよと促して金堂、講堂へ。内部は当然撮影不可。立体曼荼羅や大仏が置かれています。普段運動をしない次女は足が疲れてきていて、仏様を前に座って休みました。金堂、講堂を見終え少し休憩することに。休憩所で飲み物やお菓子を食べます。このペースだと観知院を観て終わりかなという考えがよぎります。次女はトイレに行きたいというので向かうと。その先には花が咲いているエリア。梅なのか桜なのか分からないのですが綺麗に咲いています。そこでまた次女の撮影熱が高まり撮影タイム。今度は花なので接写、下からの撮影、背後に建物を入れる、敢えてぼかす、など様々な撮影方法を試します。とても美しい花なので私もここは撮影しようと何枚も撮影しました。ところでトイレは大丈夫なのか?と次女に聞くまで。トイレを済ませた後もたくさん撮影をした次女。疲れが出てきました。
国宝の御影堂(大師堂)を参拝したした後に観知院へ。観知院の前に堀がありそこに鳩や鷺がいます。鳥を撮影する機会がないのでまた次女は夢中でカメラを構えます。京都に行くと鷺が市中にいて慣れているのが面白いです。寄り道をしてやっと観知院へ。ここで失敗が。最初に買った拝観チケットを次女の分を紛失してしまったのです。ジャンバーのポケットに入れておいたのですがどこかで落ちたよう。私のチケットはありました。そこで次女の分を改めて購入して拝観しました。宮本武蔵筆の画が残る観知院。ここは見せておきたいところでした。内部は撮影不可ですが庭園は撮影できるのでここでもたくさん写真撮影をする次女。本物の鹿威しに感動して動画撮影していました。広い屋内を巡って探検するように楽しんでいました。
観知院は東寺境内でも最も北に位置していて京都駅に近いです。ここからまた歩いて近鉄東寺駅に歩いていくより、歩いて京都駅にいった方がいいだろうと私は判断して歩きました。普段はこんなに歩かない次女は疲れた、足が痛いと繰り返して立ち止まる、座り込むことを繰り返します。かといって後戻りする方が余計にあるきますし、バス停もないしタクシーもありません。頑張ろうと励ましながら京都駅近くまで。ミスタードーナッツがあったので入って休憩。ドーナッツを食べて今後の計画を練ります。当初はたこ焼きが食べたいというので京都のたこ焼き屋さんがもう少し歩いたところにあるのでそこに向かう予定でした。しかしもう歩きたくないという次女。すると近くのイオンモールに銀だこがあります。そこでいいという次女。私は東京でも食べられる銀だこか、という気持ちがありましたが意見を尊重し銀だこへ。モール内のフードコートでたこ焼きを二人で食べました。そこから京都駅に向かったのですが、また疲れた足が痛いと繰り返す次女。私の予定では京都駅で夕食やプロジェクションマッピングを見ることを考えていたのですがその元気も無さそう。何よりドーナッツとたこ焼きであまりお腹が空いていないというのです。
結局新幹線改札内に入り、おにぎりを買って食べます。その後にお土産を買いました。何だかんだで新幹線登場まであまり余裕がなく、駆け足で買いました。京都の滞在は約5時間。東寺だけを観て、京都らしい食事をすることもなく、東京へ帰宅です。
次女が五重塔の内部を見たいと言い出したことから始まったこの日帰り京都旅行。一人で行くのとは勝手が違う京都旅でした。
甲野 功
コメントをお書きください