開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
サポート契約選手である
坊迫有紀・倉橋さら組
へのサポート内容を報告していきます。
施術内容、使用機材、エクササイズなどを紹介し、選手たちの感想も書いていきます。
本当に久しぶりに倉橋さら先生が来院されました。
新型コロナウィルスにより春はダンスの仕事が思うようにできませんでした。
最近はかなり生徒さんも戻ってきたといいます。来年の競技会の予定も出たとのこと。
腕を酷使したことが原因かもしれないといっていましたが、首と右肩がガチガチに固まって、痛みで朝目が覚めてしまうことがあるといいます。腕周りから肩を按摩指圧で重点的に緩めました。
本人に自覚はありませんでしたが腰や背中もかなり張っていました。腰から下もしっかりとほぐしました。
来年からの競技会復帰を見据えて体のメンテナンス。
倉橋さら先生は開院当初から来ており、「こう言っては失礼かもしれないけど、すごく(施術が)上達したよね」という言葉をいただきました。
土曜日の夕方、左の膝の裏に違和感があると坊迫先生が来院されました。
膝の裏、内側の筋が伸びているような感覚があるというのです。
炎症所見は見られず、練習と仕事によって筋肉(太ももの裏側のハムストリングスという筋肉群)が張っていることが原因と考えれました。
全身の筋肉に触れてみると普段よりも、足も背中も固い状態。普段は柔らかい身体をしている坊迫先生には珍しいことでした。
脱力、リラックスを信条にしている先生なので、少し気持ちを張り詰めているのはないかと話をしました。
本人はダンスの調子は良いが成績がいまいちということを漏らしていました。プレッシャーを感じているのかもしれません。
競技会シーズンが始まり出場する大会が数多くあります。身体のコンディションも成績も上向いてもらいたいですね。
本日も倉橋さら先生が来院しました。
前回から1週間も空いておりません。珍しく短期間での来院。
今週末は一番重要なJBDF東部プロB級スタンダード戦が後楽園ホールで開催され、出場します。
大切な競技会を目前にして、自分が受ける練習会の後に訪れました。
主訴は今回も首や肩。
上半身を中心に按摩、指圧、マニュピュレ―ションを行いました。
下半身よりも上半身に負担がきているさら先生。
うつ伏せよりも仰向けの施術の方が効くようです。
仰向けの方が首の筋肉が緩むので圧が入りやすくなります。その分、行う側の私はうつ伏せよりも大変なのですが。
余談ですが悪い霊に憑かれると肩こりや首が重たくなるらしい、という話で盛り上がりました。こういった話はあながち嘘ではなさそうだと、臨床現場にいると感じますね。
日曜日の競技会ではいかんなく実力を発揮してもらいものです。
本日は倉橋さら先生が来院しました。
今月はB級スタンダード戦があります。
右腕が痛いのと右腰が固まっている、というのが主訴(一番辛いと訴えている個所)でした。
スタンダードパートナー(女性)選手の宿命が、競技会もしくは練習中に首を傷める事。通称「首がとぶ」と表現するそうです。さら先生も幾度がなったことがあり、先輩の先生方に聞いても3人中3人が「仕方のないこと」と言ったそうです。
首だけの問題ではなく腕から来ているから、腕をしっかり揉みなさいと競技会中にアドバイスを受けたそうです。
今日のさら先生は右腕、肘周りを凄く気にしていたので念入りに緩めました。
また肩甲骨の上縁、肩甲挙筋の固さが顕著だったので、仰向けで寝た状態で肩上部を緩めました。かなり効いた様子です。
腰から背中は固まっている感じで一枚岩のようになっていました。
疲労が蓄積してそれが普通の状態になっているようでした。
終わった後は腕が軽いと話していたさら先生。
「これ(疲労が溜まって固まっている状態)が当たり前になっていたのね。」の一言。
「溜まったものが耐え切れなくなると首がとぶのでしょう。」と私が返しました。
1週間後のB級スタンダード戦に向けてもうひと踏ん張りです。
本日は坊迫有紀先生が来院しました。
先週、お客様と踊っているときに左首を寝違えたような状態になったそう。ホールドをしっかり保てない相手でも上手に踊るために先生が無理をして支えて踊っていたことが原因のようです。
痛みが残るまま日曜日にデモンストレーションを控え、歯医者さんで処方された痛み止めを服用し本番を乗り切ったとのこと。その結果症状がやや悪化し、肩から頚部にかけて痛みがあり、横を向くことが困難であるとのことでした。
プロの先生ですと様々なお客様と踊るのでこのような状況になることはままあることでしょう。職業病の一種かもしれません。
ひどくなる前に治療院に来られれば良いのだけど、坊迫先生は語っていました。なかなか自らの身体をメンテナンスする時間をとるのが難しいのもよく聞く話です。
痛みの部位は左頚部のやや前方胸鎖乳突筋の前あたりでした。話を聞いて察するに左腕、左肩からの影響が強いと推察。
局所には鍼を刺し、左腕全体に対して念入りに按摩指圧(いわゆるマッサージ)を施しました。置鍼といって鍼を刺したままにしておく間、少し気になっている腰、足にもアプローチしました。
身体面、ダンス面では最近調子が良く、左首の痛みだけが懸念事項だったそうです。
身体が資本の職業ですからメンテナンスが大切ですね。
追記:後日パートナーのさら先生からメールが届きました。
坊迫先生ですが、もう痛くな~い!(^0^)とルンルンしています
とのことでした。すぐに痛みがとれて良かったです。
コーチャーのレッスンが後日入っていたので助かりましたとのこと。
先日は坊迫有紀先生が来院しました。
特にどこが痛いというわけでないが、朝起きたときに身体が固くほぐれるまで時間がかかるということでした。
そこで全身を調整する目的で按摩指圧を行いました。腰の奥に硬結(かたさ)がありましたが、概ね調子は良さそうでした。
スタンダードプロB級戦でファイナリストに残った勢いで、先の大会に臨んだもののやや気負い過ぎて納得したダンスができなかったとのこと。次の日本インターは平常心でいきたいと話していました。
そこで競技ダンスのメンタルコントロールについて話をしました。今後より研究が進み導入されていくことではないかと考えていると言いました。体の治療だけでなく情報交換の場でもあります。
治療が終わったあとはフリーペーパー、ダンスウェーブマガジンを手に取る先生。広告に「坊迫有紀 倉橋さら組」の表記を見て喜んでいました。
※あじさい鍼灸マッサージ治療院が広告を出しており、そこに坊迫有紀・倉橋さら組をサポートしている旨が記載させているのです。
先生はダンスウェーブマガジンをスタジオに置くためにたくさん持ち帰っていきました。持ちつ持たれつの関係ですね。
次は国内最大規模の日本インター。日本武道館という最高の舞台で行われる伝統のある大会です。活躍を期待しています。
3月18日に行われたJBDF東部総局プロスタンダードB級戦において、見事決勝入りを果たしました。
※画像は月間ダンスビュウさんのFacebook記事より。
予選から決勝まで6ラウンド、最終予選から5種目、ファイナルソロ、と1日で何十曲も踊りました。また出場選手の減少からヒートごとの競技時間が増え、インターバルが短くなっています。
さら先生は準々決勝のタンゴで首を痛めてしまったそうで、首から腕にかけて疲労困憊でした。ありとあらゆる筋肉を酷使したようです。2日経った今日でも首がきちんと回らない状態でした。
首、肩、腕を中心に筋疲労を取るように治療しました。
今年最初のB級戦でファイナリストに!。今年は楽しみですね。
先日11月16日にさら先生が来院されました。
大腿前面の筋肉(大腿四頭筋)が張ってしまっているとのこと。階段の上り下りも少し辛いといいます。
先週末11月12日にJBDFプロB級スタンダードの大会が終わったところ。14日に来院希望だったのですが、希望時間帯に予約が入っていたため16日にずれ込みました。
この時期は競技会シーズンが終わりに近づいていて、年末のクリスマスパーティーが盛んになる時期。競技会にデモンストレーション、自らの練習、生徒さんとのレッスン、と身体が悲鳴をあげているようです。
本人が気になるのは大腿ですが、触ってみると全身疲労が溜まっていました。
全身の按摩指圧を中心に、股関節のストレッチ、振戦法を加えて身体がリラックスし疲労がとれるように心がけました。
なお、休みが取れたので治療院のあとに高尾山に行くという先生。更なる疲労を溜めないかちょっと心配。
帰り際に、さら先生は「今度のB級戦では見ていた色々な人から、踊りが変わったね、良くなったね、と声を掛けられた」と話していました。ダンスが上達している感覚があるようです。来年に向けてB級戦の弾みになったそう。
年内はあと一試合。頑張ってください。
今日は先日のさら先生に続いてリーダーの坊迫有紀先生が来院されました。
坊迫先生はここ最近デモンストレーションの仕事が続いたのと、週末の大会のため疲労が溜まっていました。そこへ急に気温が下がったことが関係するのか、昨日突然右足に痛みが走ったそう。10秒ほど経つと問題なく歩けたそうです。
本日は自分の練習と生徒さんのレッスンを終えて、もう今日は休んだ方が良さそうだと判断し、来院されました。
身体をみてみると、左下肢に比べて右下肢がとても張っています。筋肉が張るにしても左右均等に張っているのならばまだいいのですが、はっきりと右だけ張っているのは良くありません。足部も浮腫んでいるのか左よりも大きく感じました。腰は自覚が無かったのですが、腰から背中にかけて張りが強くあり、前回来院されたときよりも体の負担は大きいようです。普段は筋肉が柔らかい坊迫先生にしては珍しい状態でした。
下肢を中心に全身を緩める目的で行いました。
・按摩指圧
・ストレッチ
・振戦法
を使用。
もう練習をしないということなので、強めの刺激で肉体がしっかりリラックスできるようにしました。治療直後は足がもつれるくらい、緩んだようです。雨の中帰りがちょっと心配になりました。
すっきりして治療院を後にしました。その様子が写真から伺えるでしょうか?ポーズの意味は僕にも分かりません(笑)。
週末の競技会、頑張ってください!
10月5日にサポート選手である倉橋さら先生が来院されました。
さら先生は左鼠径部の痛みがあり、それをかばって練習していたところ、腰や背中にも痛みが響いてきたということです。
社交ダンス特有の立ち方(やや骨盤を前傾させる)をし過ぎたのが原因かも、と先生は話していました。
実際に体を診てみると、右に比べて左の方が大腿前面および腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)が固いようでした。腰から背中にかけて緊張が強くあります。左右のバランスがやや悪い感じ。
さら先生は強い刺激を好まれないのでいつも通り、
按摩指圧
ストレッチ
振戦法
で施術することにしました。
主目的は身体をリラックスさせて緊張を取り除くこと。
さら先生は性格的になんでもきっちりこなす人で筋肉の緊張が取りづらいタイプ。強く押すと反対に体が強張ることがあるため、最初は広い面で押圧していき、リラックスしてきたところでピンポイントの圧を加えていきました。
ダンスの練習はもちろんのこと、ストレッチにしてもきっちりしないと気が済まないようです。伸ばそう伸ばそうと力んでいたようで、なるべくリラックスしてストレッチをした方がよく伸びたと話していました。
また、こちらの押し方、押す場所などに興味があり、自分でもやってみようと勉強熱心な一面を見せていました。前腕のある場所を押していた時のこと、
「ああ、そこは効きますね。足で言う足三里みたい。」
と言いました。
一般の方が足三里というツボ(経穴)を知っているのも珍しいのですが、押していた前腕の場所はまさに手三里付近。勘が鋭いといいますか。手三里というツボですよ、と教えました。
頭部を指圧しているときも、
「そこは今まで押していなかったわ。」
と感心しています。
常になにかを学び取ろうという姿勢が見えるさら先生でした。
約1時間の施術の後、レッスンと練習に向かいました。
今週末の大会、頑張ってください。
6月1日にサポート選手である坊迫有紀先生が来院しました。
前回と異なり、パートナーの倉橋さら先生とは別行動で、一人で来院されました。
日常の疲れをとる、体の状態を診てもらう、という主訴でした。
手技としては
・あん摩指圧
・ストレッチ
・振戦法
を使いました。
骨格矯正は恐怖心があるということで行いませんでした。
手技以外に重要なことが情報提供でした。
・筋肉と関節についての知識
・メンタルトレーニングについて
・スポーツ選手の年齢を重ねること
こういったことを話しました。
坊迫先生はプロダンサーですから、当然ダンスに関する知識、経験は豊富です。反面、専門外の知識で上記に挙げた内容に興味があり、かつ情報不足でした。
10年、20年前に比べてスポーツ関連の研究は進み、当時では良く知られていなかった技法が取り入れられ、効果が出ています。リオデジャネイロオリンピックもそうでしたが、近年の日本におけるスポーツ分野の躍進は選手もさることながら、サポートスタッフの力が大きいのです。
私はダンス知識と経験がそれなりにあり、身体面のプロフェッショナルであります。私がサポートすることで坊迫有紀・倉橋さら組が年齢を重ねてもパフォーマンスを上げることができると信じて行っています。
2人は11日に日本武道館で日本インターナショナル選手権が控えています。大会当日の過ごし方もアドバイスしたのでプラスになることを期待しています。
5月20日にサポート選手である倉橋さら先生が来院しました。
主訴は下半身の疲れを取ってもらいたいとのこと。
プロダンサーと一口に言っても、社交ダンスのプロ選手には
・ダンス教師
・競技選手
・パフォーマー
といった複数の顔を持っています。
主に平日はダンス教師、講師として生徒さんと踊ったり、グループレッスンで複数の受講者にダンスを教えたりしています。マンツーマンでのレッスンでは一緒に踊ることが多いので体力を使う場合もあります。選手のお弟子さんならば踊らせておくということもありますが、お客様になると接客業として気を遣うことも。
競技会に出場する現役選手には、自分の技術向上のための練習があり、週末には自身の競技会が入ります。ダンス上達と成績向上を求める現役選手にとって練習と競技会は大切なものです。
競技会が無いときにはダンスパーティーにてデモンストレーションを行います。競技会とは違ったパフォーマンスを見せますし、他のプロと一緒にフォーメーションをすることも。お客さんと一緒にデモンストレーションを行いますからなかなか忙しいです。
これらに加えて他の細かい業務が入ってきます。
まさに休む暇が無いのです。
昨今ブラック企業が話題ですが、社交ダンスのプロダンサーは拘束時間も労働時間も尋常ではないくらい長いと思います。
さら先生も足の張りが強いということで来院しました。なお、今回はリーダーの坊迫先生はいません。
疲労回復がメインでしたので
・あん摩指圧
・ストレッチ
・振戦法
を主に使いました。
さら先生は腸脛靭帯がとても張っていて、押すと痛みがありました。ダンサーに限らず立ち仕事をしていると腸脛靭帯が張ってくることが多いです。下腿(ふくらはぎ)の浮腫みも気にしていました。
下肢に限らず全身を治療しました。普段気を張っているせいか、手指の指圧では一気に眠くなったようです。
治療院で気持ちも体もオフになることは大切です。
こらから坊迫・さら組は大会(日本インターナショナル)が控えています。次回は日本インターに向けて調整することになりそうです。
4月29日は祝日で本来休診日でしたが、サポート契約をした坊迫有紀・倉橋さらカップルが来院し、体のケアを含めたサポートを行いました。記念すべき第1回目でした。
二人は自分たちのレッスンを受けた帰り。どのような体の状態だったのでしょう。そしてどのようなことを私はしたのでしょう。
リーダーの坊迫先生はこちらの予想に反して、あまり体に疲労が残っていません。やや骨盤の左右差があることから左短下肢となっていましたが、それ以外大きな問題がありません。筋緊張もあまりありませんでした。これでは学連選手の方が疲れているくらいです。
そこで疲労回復を主としたものよりも左右バランスを整えて身体機能を上げることをテーマに行いました。
使用した手法、器材は以下の通り。
・按摩指圧
・骨格矯正
・体幹トレーニング
・PNF
・バランスパッド
・ストレッチポール
左右バランスを整え、運動神経をより通わせるような施術とエクササイズを行いました。
リーダーの坊迫先生は脱力することがとてもうまく、効率よく動くダンスを考えているとのこと。反面、パートナーのさら先生にとってはホールドを組んだときに存在感が無いときがある、という意見がありました。
施術とエクササイズを重ねるにつれて
しっかりいる、大きい、存在感がある、
といった感想がさら先生から聞かれました。
パートナーのさら先生は性格的に何でもしっかりやらないと気が済まないようです。そして体が過敏で強い刺激が苦手とのこと。確かに強く押すと体が反射的に緊張してしまいます。そこで、リーダーの坊迫先生とは反対にリラックスをテーマに行いました。
使った技術は以下の通り。
・弱めの按摩指圧(比較的に短い、弱い刺激)
・鍉鍼(体に刺さないこする鍼)
・ストレッチ
・振戦法
・操体法
・自らが液体となるイメージング
ときに、リーダーのようなホールドになっているときがある、と坊迫先生に言われるというさら先生。とにかく脱力して体をリラックスさせる方向に仕向けました。
施術とエクササイズを重ねるにつれて、ホールドを組んだときにリーダーの坊迫先生からは、
柔らかい、凄く動ける気がする、しなやか、
といった感想が聞かれました。当のさら先生は寝起きみたいで動かないと言っていました。ガチガチに固めないで大きな動きを期待している坊迫先生と、しっかり立っていなければという責任感のさら先生の、双方の考え方がうかがえました。
どちらも長年競技会に出てきたプロ選手。すぐに反応が出ますし、体の反応に敏感です。ホールドを組んだだけで体のコンディションが変わってきていることに気づきます。
二人にはこれからJBDF東部プロスタンダードB級戦を始め、前期の大会が控えています。大会前後の感想などを考慮しつつサポートを進めたいと考えています。